今年の言葉
辰年である。
龍であれば、飛躍。
ワニであれば、湖山を脅かす者に対する威嚇、戦い。
父の故正道理事長は、辰年生まれ。
辰のイメージとはかけ離れた人だったが、生きていれば今年96歳。
今年の言葉は、税。
私は、税に関心は薄い。
この40年、私は、毎年、自分の財産を殆ど社会福祉法人に寄付をして来た。
湖山Gも、医療法人は、全て持分のない法人にした。
社会福祉法人を毎年のように設立したので、各県に複数ある。
湖山Gは、地域の公共財として設立され、今迄発展をして来た。
皆さんには、湖山Gの仲間には、父がいなくなっても、私がいなくなっても、その志を継いで欲しい。
私が毎年、元旦に望む今年の言葉は、今も変わらず、絆、繋がりである。
私の気持ちから言えば、湖山Gは、企業体でもないし、宗教でも、生協でも、農協でも、互助会でも、健保組合でもない。
強いて言えば、目指すは、生活市民連合かな。
14000人の、人の命を支える仕事を通しての人生共同体。
まずは、自分と家族の命を大事にする。
統括本部を、ヘルスケア・デザイン・ネットワークと名付けたのもその意味だ。
未来の人生と、街を、自分の意思と力とセンスで築いていこう。
その為の、仲間を集めよう。
その仲間を信頼し、頼りにし、感謝し、明日に向かう。
その生き方を実践して来たつもりだが、理想通りにはいかない。
近年、組織が大きくなりすぎ、幹部の能力にも、行動にも、不満で、叱ることが多くなった。
ただ、その怒り方は、歳のせいか、近年迫力と持続力が落ちてきた。
妹にも、最近は、性格が丸くなったと言われた。
褒められたと、受け止めている。
昨年は、幹部のセクハラ・パワハラにも焦点をあて、コンプライアンス重視の年となった。
今年の言葉はなんとするか。
愛情である。
湖山で働く者の条件は、能力ではない。
人の命を守る責任感である。
そして、同僚に対する感謝。
最後に、部下に対する愛情である。
大抵の事は、許す私であるが、若い未熟な職員に心無い上司は許す事ができない。
介護の世界に来る新卒新人は、弱い人が多い。
人を支えるのに、自分が支えられない弱い若者が多い。
でも、医療福祉に来てくれた、未来の後継者、仲間だ。
その子達を、育てる事が、湖山の第一使命だ。
能力でも、責任感でもないとすれば何か。
それは、親が子を思うのと同じだ。
愛情。
それに尽きる。
愛情のない、幹部職員には、私が、龍か鰐となってその上司を成敗しよう。
羊年のおとなしい小生も、今年は、父になり変わって、辰となろう。
例年の正月のとおり、明日は、銀座に辰のネクタイを買いに行く。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.6 血糖199
蕎麦とお雑煮の元旦 代表 湖山 泰成