やがて、博士になる
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私が、順天堂大学の客員教授を務めているのは、修士課程を修了していたからだ。
しかも、医療福祉哲学で、エコエティカと言われる学説を勉強した。
自分が、医療経営者になってみて、経営者としてのあり方に、哲学や倫理観が必要だと感じ、あらゆる本を読んだ。
その読書会の指導者に導かれて、大学院に入学した。
単に、教授の読書指導を受けたかったからで、それ以上の期待はなかった。
でも、その事がきっかけで、幾つもの大学から、特別講義の要請を受けることになった。
医療介護は、実学の極み。
その道の、職人のようでもある。
でも、医療は科学である。進歩する世界でもある。
その医療の世界では、学会に参加して客観的な評価を受ける事が大事。
福祉の世界の人にかけているのは、その客観的な視点だ。
医療の人には、哲学倫理を。
福祉の人には、科学的思考を。
それぞれ必要だ。
この度、湖山Gの在宅勤務の事務職員が、初めて大学院に通信教育で入学する。
個人の独学読書の希望を聞いて、働きながらでも可能な通信教育での就学を進めた。
修士論文も、湖山G内での、職員アンケート調査の分析で可能な題材を勧めた。
本人は、不安だろう。
その人の背中を押してあげたい。
その人の勇気が、更に同様の試練を受けようとする職員を励ます。
来季は、5人の大学院入学者が生まれそうだ。
看護部会のメンバーからだ。
その次は、栄養部会からを期待している。
現場での苦労した経験を、学問の進歩に活かして欲しい。
介護施設だからこそ、高齢者医療介護を進歩させる事が出来る。
本人の為だけではない。
業界の光となって欲しい。
採用説明会でも、自慢して報告するつもりだ。
血糖144 チョコの夢は続く。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山泰成