コンサルタント
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善良で無能か、有能で悪徳。
これは、40年間、多数のコンサルタントを使って来た私の感想である。
病院会や、講演会で、コンサルタントについて、尋ねられると、こう答えている。
所詮、コンサルタントは、現業ではない。
顧客にお金を払ってもらい、現場を勉強する。
そして、コンサルタントは、ノウハウを盗み、他の会社に売る。
特に悪徳なのは、職員を引き抜いて行く。
もっと悪徳なのは、再建を謳いながら、結局乗っ取ってしまう。
ただ、これは、悪徳なファンドや銀行とも組んでいる。
ご用心。ご用心。
傲慢で、不遜な態度で、経営を教えて差し上げようと寄ってくるのもインチキが多い。
コンサルタントは、共に分析検討をし、共に考える戦友となる人がベスト。
また、私が現在信用して使っているのは、財務、労務、MA、申請業務などの、専門家のみ。
漠然とした、経営コンサルタントで本物だった人にあった事がない。
そう、そして、コンサルタントは、会社ではない。
その人、担当者個人の能力次第。
いや、その人の品性、人間性次第。
仕事よりも、人間性なのだ。
コンサルタントも、経営者も。
私は、40年近く続いている病院会の勉強会に通っている。
スタートからの最年少創業メンバーで、今は、最年長に近い。
その会は、入会希望の多い、コンサルタントの入会はお断りしている。
入会後、自分のビジネスに使おうとする人ばかりなのだ。
それで、幹事会で、正式に入会要件として、実際の病院の経営者、院長、役員のみとした。
世の医療法人、社会福祉法人、NPOも同様いすべきだと思う。
公益法人に、経営能力は必要である。
でも、個人の利益を優先する人は、医療、福祉、ボランティアの世界には向かない。
来て欲しくない。
ビジネスの人は、ビジネスの世界で商売してほしい。
株式会社民間研究所も、所詮、ビジネスである。
最も、まともなビジネスの世界で勝てない人が、この世界を舐めて近づいて来る。
私は、こういうコンサルタントから法人を守るのも、経営者の義務だと思っている。
私の人生で出会った、有能で善良なコンサルタントは、5人といない。
血糖168 医師は健康のコンサルタント
人生のコンサルタントは自分自身 湖山G代表 湖山 泰成