クラウドスクールの時代

私の半生は、夜毎、各種の勉強会に参加する事だった。
ゲストスピーカーは、学者、政治家、官僚、作家、コンサルタント、アーティスト、本当に様々で、それが楽しかった。
その時代で、注目された先駆的なリーダーである。
そう方々は、文庫本ではなく、新書本でデビューする。
だから、本屋へ行くと、まずは、新書本コーナーで、新しい著者を探す。
そういう人は、テレビのコメンテーターになったり、セミナーの講師になる。
テレビの社会経済番組の解説者になる。
そう言う人に直に会えるのが、夜のセミナーの後の懇親会となる。
そこで、名刺交換して、人脈を広げる。
新事業を探すビジネスマンとして当たり前の行動で、私が当別なわけではない。
強いて言えば、医療福祉の人間は、その世界だけで、外の世界に挑もうとはしないかもしれない。
私は、元々、外の人間で、未だ、医療福祉の世界の価値観には、違和感がある。
だから、既成概念にとらわれず、改革の徒手として、時代の先頭を走る気概があると思っている。
コロナで、夜の情報交換会のようなミーティングが減り、オンライン参加の会合も増えてきて、便利になった。
情報も、ネットで多数得られるようになり、本当に便利になった。
生成AIの時代になり、その事は、もっと進むはずだ。
私は、寝たきりになっても、このクラウドの世界で、勉強や思索ができる時代を歓迎している。
でも、だからこそ、生身の人間同士が会える機会を大事にしたい。
ネットで映画を観ても、一つ物足りないと感じていた。
久しぶりに、映画館に行ってわかった。
私が映画館に行くのは、映画を観るだけではない。
同様に映画館に集まった、同好の士、つまり、観客を観に来ているのである。
若い人か、カップルか、年寄りか、オタクか、中年女性のグループか、孤独な老人男性か。
この映画に関心のある人とは、どのような人なのか。
それも、映画を評価する一因だ。
ともかくも、クラウドスクールの時代は、歓迎。
でも、だからこそ、友と仕事仲間を選び、選択を間違えないようにしたい。
また、その価値基準は、理念、理想、道徳、倫理、そして哲学。
その基準で、人を見ていく時代に戻ると思う。
私は、ノウハウが欲しいとか、コツを知りたいとか言う人を信用しない。
そんな物は、生成AIに教えて貰いなさい。

パルスオキシメーター 99・99・98
体温36.4 血糖117 夜明けの体操

マトリックス大学 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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