農福連携

この言葉も、政策提言の中で、時々聞く。
これも、行政、政治、マスコミ、学者、評論家からで、実際の障碍者や、農業事業者から聞いた事は、無い。
これも、社会から見た理想論なのではないか。
私は、個人的には、大賛成で、高齢者の病院・施設、保育園の周辺で農業をすべきだと、幾度か、施設スタッフと論議したのだが、残念ならが具体的にはならなかった。
銀座ミツバチのメンバーとして、銀座の屋上で、養蜂や、芋焼酎造りに励む。
鳥取のメロンを全国の母子施設や保育園に配る。
福島のお米を首都圏で購入し、食する。
現在は、首都圏の工事中の保育園で、屋上に苺園を設置する予定である。
保育園の母子と職員が、苺を育て、自ら採取する場面を想定している。
農家が、後期高齢者になっても、介護サービスを使わず、毎日、畑に繰り出す。
毎朝、キノコ採取に山に登る。
若い時からの作業は、相当の年まで、自ら行える。
認知症の症状も、あまり発症しない。
でも、その歳まで、一才経験の無い障碍者が、農業をするのは、相当に困難だ。
多数のサポート、ボランティアが必要となる。
そこで、実現、継続は、困難になってしまうのだ。
農福連携は、元気な農業者が、施設サービスを望まない場合にのみ、現実継続ができると思う。
それ以外は、多大な税金、補助金、ボランティアの投入が必要になると思う。
私自身が、農福連携を夢見る都会者だから、その気持ちは良くわかるのだ。
中山間地、農家の生涯生きる道として、安易に介護施設を利用しない。
障害者でも、子供の時から、自然、農業に馴染んで育つ。
そういう、社会環境が望ましい。
私ですら、歳をとって、生活のリズムや、行動範囲が変わるのは、相当に厳しい。
音楽も、スポーツも、囲碁将棋も、読書も、若い時からの習慣としておかないと、歳をとってからの手習は難しい。
昨日、誕生日なので、いくつかの花束を頂いた。
その手入れだけでも、自分一人では戸惑ってしまう。
20の頃、表千家に通った事はあった。
きちんと習っておけばよかった。
若い時から、ガーデニングの趣味を持っておけば良かったと、後悔した。
日曜日のテレビの、ガーデニング番組は好きで良く観ていたのだが。
自らの手作業で、実体験としておかなければ、何も身につかない。
今週は、母子の家族と、イチゴ狩りに行く。
私の農業体験は、これくらいだ。
それでも、楽しみでワクワクしている。
子供達もそうあって欲しいと、願っている。

パルスオキシメーター 99・99・98
体温36.1 血糖174

湖山ガーデン 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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