偏在とは、誰が決めるのか
医師が都会に集中し、地方に足らないと言う。
人口統計的に分析しているのか。
どの地方自治体でも、病院があって欲しいとの政治的要望だと思う。
我が町に、病院がないのはけしからんのか、寂しいのか、不安なのか。
地元の年寄りが、近くに通い慣れた病院がないのは不便だとか。
政治的に、我が町に病院がなくなるのは、町長の責任だとか。
でも、その町村の役人ですら、隣の市の県立病院に通っている。
建前で、病院が近くにないのは、政治行政の責任だと訴える人や、マスコミがある。
医師の数を制限して、無駄なく、全国で働かせる為には、全部国立病院にして、国家公務員として、勤務地を強制できるようにするしかない。
全国の医療機関を、自衛隊か、消防署か、警察署の管轄にするしかない。
勿論、そんな事にはならないだろう。
この問題は、医師給与を少し上げたから是正されるとは思えない。
救急病院は、より大型化し、集中化する。
保育園のように、大学も身近にあって欲しいと望むようなものだ。
国民の我儘に振り回されているだけだ。
オンライン診療や、薬の宅配が進むと、内科医療については、地方に医療機関が激減する。
都会から地方に移り住む医師は増えないと思う。
医師は偏在していない。
コンビニや、自動車のJAFのように、全国整備して欲しいとの希望通りにはならない。
ならば、病院を、消防署の附属機関にするしかない。
そんな事にはならない。
自衛隊ですら、徴兵ではない。
偏在是正は、医師を徴兵制にするしかない。
偏在の問題は、供給側の責任か、患者側の消費者としての意識改革か。
どちらも必要だと思う。
医師が足らないと言う市町村で、本当に命に関わる問題が起きているのか。
保育園、小学校、新聞配達、郵便局ど同様に、身近に便利にあって欲しいとの国民の要望を満足させる事は、無理だ。
現在の医療は、多くの専門医、パラメディカルスタッフがいないと成り立たない。
現代の医療は、1人の開業医では、成立しない。
厚労省は、医師配置を、行政管轄にしたいのだろう。
過疎地では、保健所と病院を合体させて県立病院にするしかない。
そんな事にはならないのも、十分承知している。
医師偏在論議は、現状の医師教育、医療保険制度では不毛だと言いたいのだ。
医療とは何か。
医師のモチベーションはどこにあるのか。
医師の報酬は、どうあるべきなのか。
医業を管理する事が可能なのか。
自由開業制をやめるしか、この問題は解決しないと思う。
医学部の定員を増やせば、自然にこの問題はなくなると思う。
でも、絶対にそうならないと思う。
いっそ、外国人医師が働けるようにしたらどうか。
外国人観光客も、働き手も増えている。
外国人医師、看護師が、国内で働けるように規制緩和したらどうだろうか。
私は、いつも、別の論議にしてしまう。
別の視点で、この問題を考えて欲しい。
血糖304 夜食の納豆卵うどんと羊羹と煎餅のせいです。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山泰成