有能で悪徳か、善良で無能

40年の経営者としての経験で、多くのコンサルタント会社を知っている。

大抵は、人の良い医者の紹介。
それで信用してしまうのだが、最後は酷い目に遭うことが多い。
デイサービスを見せて欲しいと言われて見せたら、スタッフの行動マニュアルを作って、なんとデイサービスのフランチャイジーを始めた。
私の了解なしに。
失礼だと思ったが、デイサービスの見学者にはその手が何人もいた。
また、検診センターの営業コンサルタントお願いした会社は、スタッフを引き抜いて、ライバルの健診センターを作った。
考えてみれば、お金をもらってノウハウを勉強できるのが、コンサルタントと言う仕事だ。
その、優秀なコンサルタント会社は、いくつも、コンサルタントをした診療所や病院を実質的に買収していた。
銀行と手を組んでいたのだろう。
もともと、クライアントは、事業を手放したかったのだろうが、それにしても、えげつない会社だなと、恐れ入った。
きっと、湖山グループも買収できると狙って、私の信用する医師と通して近づいてきたのだろう。
詐欺師は、その人の信用している人を介して接触してくると、その業界に詳しい人に注意された事がある。
なるほど、納得がいった。
また、そういう会社は、悪名が高くなると、社名を変える。
なるほど、納得できる。
でも、その人達は、皆、優秀なビジネスマンなのだ。
アメリカの大学で学んで来たり、華麗な履歴もある。
ビジネスマンとしてのビジネスをしているだけなのだ。
銀行、証券、不動産、弁護士、会計士、税理士にも、同様な人はいる。
皆、優秀なビジネスマンは、クライアントに学ぶ。
そして、成長し大きくなる。
医療・福祉の人間は、甘くて、信用して頼り過ぎるのだ。
介護事業で、企業と提携するのも、同じリスクがある。
お互いに食うか食われるかのビジネスなのだろう。
でも、それに耐えられなくて、医療法人、社会福祉法人、NPOの世界に来たのだが。
公益法人の公益事業も、国の政策で、厳しいビジネスの世界になる。
自分が、クールな経営者になれるかは、正直心配だ。
有能で悪徳か、善良で無能。
コンサルタント企業だけではなく、自分自身も問われる、世の中になった。
湖山Gは、善良で有能になりたい。
可能だろうか。
パルスオキシメーター 98・97・98
体温36.6   血糖240
白米とナッツとレーズンは危険  代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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