親子の映画祭

泰成君が初めて映画館に行ったのは、小学校3年生の夏休み。
母に連れられて行ったのは、「子犬を連れた貴婦人」
言わずと知れたチェーホフの名作、ロシア映画の大作。
母は、同行の叔母たちとの会話と鑑賞に夢中で、泰成君は、母の都合で連れられて行っただけだろう。
こんな難しい映画を、子供が分かるはずがない。
でも、大きな闇の世界で、大きなスクリーンに浮かぶ異国の世界は、夢の世界だった。
今となっても、母の記憶は、台所で食事を作るエプロンを付けた後ろ姿と、この時のスクリーンを見つめる横顔が忘れがたい。
親子で、映画館に行った記憶は、親の方はわからないが、子供の方は、一生忘れる事はない。
親子の人生の思い出となる。
昨日は、300人の映画館を借り切って、放課後等デイサービスの児童と保護者、その職員と子供の合同親子映画祭をした。
私は、その一本のアニメを、皆さんと鑑賞する為に、新幹線で福山へ日帰りをしてきた。
座席には、アニメのパンフも、飲み物もポップコーンも置いてある。
貸切であるから、児童が、泣いても笑っても走り回っても構わない。
親子共々気兼ねのない、映画鑑賞。
映画館に、初デビューの子供も多かった。
子連れで、久しぶりの映画鑑賞のお母さん。
湖山Gプレゼンツ、親子の映画祭。
初映画館から60年経った泰成君も、こうして、皆と共に人生の思い出を作る事が出来た。
映画は、人生のアルバム。
また来年もやろう。
スタッフの顔もそう言っていた。

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