避難所コロナクラスター

コロナが日本襲った時、すぐに気がついた。
これだけ、病院や介護施設でコロナクラスターが起きるのだ。
大規模災害の場合、避難所では、間違いなくコロナが蔓延するだろうと。
東日本大震災の時も、行政には、行政が断るくらい物資が届くのだが、末端の小規模避難所には、物資が行き渡らない。
3・11は、冬場で、雪が降り、寒さが問題だった。
でも、夏場になったら、ノロやコロナが危険だと思った。
それで、その時の為に、ドックターズ・カーよりも、コロナ検査ができる移動検査室として、対コロナ戦略特別装備車両カートを自主開発し、3台用意した。
能登地震においては、夏場が危険だと思ったが、私は甘かった。
すでに、能登の避難所や、介護施設では、感染が蔓延しつつある。
特に、介護施設には、頼りにされて、定員よりも多く、介護が必要とされている高齢者が送り込まれている。
でも、介護職員も地元被災者。
地域の医療機関も、疲弊している。
上下水道が、充足していない、医療介護施設において、衛生環境を保てるはずがない。
地元介護施設に留まらず、直ぐにでも、安全地域の病院施設に避難すべきなのだ。
でも、その環境においても、被災民は地元で頑張ろうとする。
そこに、支援者は、飛び込んでいくのだが、感染症の危険からは逃れられない。
この冬の時期に、既に介護施設では、コロナのみならず、ノロも、インフルエンザも発生している。
支援に行ったスタッフも、感染するリスクと戦いながら現場に踏みとどまっている。
でも、武器がなければ戦えない。
現地では、治療薬、消毒液、ガウン、マスク、手袋などが払底している。
湖山Gは、カートで、800のコロナ検査キットやマスクを現地に運んだが、それで足りるはずがない。
支援に行った人間が、感染してしまったり、過労のあまり健康を害したりするのは、私は二次災害と呼んでいる。
雪山遭難の救助に行った救援隊が、一緒に遭難してしまうようなものだ。
私も、東日本大震災の時、2日後に3台のヘリコプターで気仙沼に飛んだが、帰りの燃料がなく、帰れなくなってしまった。
まさしく、準備不足の為に、自ら2次遭難してしまったのである。
支援に行った、使命感のあるスタッフの健康と命を守る為に、私は24時間後方支援を務める。
全国の湖山医療福祉グループの職員は、ユーチューブに、支援のショート動画を多数載せている。
湖山Gは、現地の救援隊に、心も衛生物資も、届ける。
頑張ってください。

血糖182

遠き者の祈り 湖山G代表 湖山 泰成

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