竣工式
私は、40年間の経営者人生で、200回以上の竣工式を司った。
年5件平均の施設開設を行ってきたわけだ。
忙しい人生であった事は間違いない。
大きい施設も、小さな施設も我が子の誕生のように、感激だ。
子供も当然孫もいない、寂しい人生としては、その分、家族が増えたように嬉しい。
昨日も、新しい特養ホームの竣工式を迎えた。
道向こうには、5年前に開設した、特報ホームがある。
近距離に続けて開設が許可されるのは、珍しい。
それだけ、この地域には特養ホームが不足していたのだろう。
隣地は、公民館。
特養ホーム、公民館、特養ホームと、3施設が隣り合っている。
駐車場も広く取れた。
1施設としてではなく、地域全体の地域文化、地域防災拠点として運営を考えている。
駐車場には、対コロナ戦略特別車両カートが3台、キャンピングカーが3台並べられて、来賓をお迎えした。
これからは、各法人、各施設単位で、カートのみならず、キャンピングカーを配備する。
スタッフを、被災地支援に送る場合、キャンピングカーで向かう。
現地の宿泊を確保するのは勿論、スタッフ自身の感染を可能な限り防ぐためだ。
必要な安息、睡眠を確保する為だ。
職員の命と健康を守体制が整わなければ、湖山Gは、被災地に職員を派遣する事はない。
でも、普段は、職員に家族と共に、モービルキャンプを楽しんで貰う。
福利厚生費の予算で購入の予定だ。
1台のカートは、キッチンカー仕様であり、竣工式に合わせて、インドネシア料理が振る舞われている。
この施設には、インドネシアからの技能実習生、特定技能者が、多数勤務している。
竣工式の司会は、2人のインドネシアスタッフだった。
5年以上の勤務の上、介護福祉師も取得している。
優秀な湖山Gの誉(ほまれ)だ。
この特養ホームの設計の特徴は、2階に職員入り口がある。
その為の専用外階段が付いている。
広いロッカールームをスペース的に確保する為の、アイデアに富んだ設計となった。
湖山と共に多数の施設を作ってきたパートナーの設計事務所の快挙となった。
女性のロッカールームは、小学校の教室の広さに近い。
壁一面、パウダールームのように、なっている。
トイレ、シャワールームも完備している。
その分、男性ローカールームは、狭い感じがするのは、ご愛嬌。
湖山Gの設計は、働く女性スタッフの意見が多数取り入れられている。
新しい試みとして、個室トイレ、シャワールームも、別室として作った。
最近のジェンダーの配慮だろうか。
最上階の職員食堂は、ガラス張り壁に、バー・カウンターがある。
夜は、夜景を観ながらビールを楽しめそうだ。
職員が作る、自分が働きたい職場の設計、そのもの。
いつも、関心する。
湖山の全ては、職員自身が作るのだ。
湖山Gの職員は、常に明るく前向きだ。
明日から入居が始まる。
満床になったら、慰労を込めて、職員に湖山印の焼印のついた、どら焼きを送る。
もう、手配した方が良さそうだ。
職員自身が作った、施設紹介ビデオも、御覧になって頂きたい。
血糖138 少し疲れ気味かも
館主 湖山G代表 湖山 泰成