溢れて来る思い
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私の頭の中は空虚である。
だから、何時も何かの知識とか情報とかが、入り続けていないと不安になる。
無音や刺激のない空間に耐えられない。
だから、映画館やコンサートホールのように自然に情報刺激がある場所を好む。
家の中のテレビもつけっぱなし。
お風呂も、液晶テレビを持ち込む。
私は、本当に独立した自我があるのかと疑問に思うことがある。
大勢の職員や来客と一緒にいる時の方が落ち着く。
何時も一体感を求めている。
1人山に登る事など、私には耐えられないだろう。
そんな寂しがりやの、孤独に弱い人間が、他人に合わせられるかと言えば、そうでもない。
ここまで来ると、老人の孤独と我儘が理解できるようになる。
私の読書も、とにかく大量に読み続ける。
小学生の泰成君は、小学校の図書館の本の殆どを読み切った。
六年かけて、毎日一冊づつ借りたのである。
通学に1時間半かかる遠距離通学だったので、出来たのだ。
偉人伝と図鑑が好きだった。
中学生の泰成君は、夏休みに、近くの図書館の科学の本を全部手に取った。
呼んだと言えないのは、情けないが。
高校生の泰成君は、岩波新書を読破した。
それ以来、社会科学が好きになった。
雑学の泰斗である。
考えてみると、通学の帰りには、必ず本屋に寄って新刊を探した。
その分、生きた人間からは、遠ざかっていたと思う。
はっきり言って、友達らしい友達がいなかった。
本屋に引きこもっていたわけだ。
社会人になっても、映画館や美術館に一日中たむろしている。
酒を飲むのも、深夜1人でカウンターバーだった。
孤高と言う程格好の良いものではなく、唯々人に傷つけられるのも、傷つけるのも怖かったのだ。
読書も、クラシックをかけながらの、ながら族。
空虚な頭も、心も辛い。
何時も、鏡で自分の顔を見るような気分でこの日記を書くのだが、心から溢れるものが多くなった。
容量一杯になったのか、新しいワインに入れ替えたいのか。
老いただけだと思う方が、気が楽だ。
所詮人間は、波間に漂う小さな船だ。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.4 血糖196
サーバー増設 代表 湖山 泰成
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