介護は文化

介護は文化。
その事を最初に意識したのは、30年も前の事だ。
東北に老人保健施設をいくつも開設した。
その山形の施設に、東京から、新人を介護研修に行かせた。
相談員だったと思う。
でも、その若者は、3ヶ月もしないうちに帰ってきた。
田舎の住宅を回ると、老人の利用者とは、言葉が全く通じない、わからないと。
そんな事はないだろう、私は、地方のスタッフと充分、会議で話をしているのにと、答えた。
でも、やがて、愚かな私も気がついた。
スタッフは、私がいる時だけ、標準語、東京弁で話してくれていたのだ。
なんと、傲慢だったのだろう。
介護は、文化。
その地の歴史、風土、慣習、習俗、食材、方言、全て、地域密着の生活文化そのもの。
お米も、味噌も醤油も、その地のものでなければ、口に合うまい。
介護技術は、どうか。
技術なら、世界共通のはず。
でも、体重150キロを超す人が珍しくない北欧と、日本では違いが多すぎる。
食生活も、スウェーデンの介護施設では、クッキー、ケーキなどのあるコーヒータイムが、日に何度もある。
スタッフも、太ってしまうと、笑っていた。
介護は、その国の生活文化そのもの。
スウェーデンには、若者を連れて、視察研修に10回以上行ったが、決して、技術を学びに行ったのではなかった。
どこの国に行っても、日本の老人の生活とは違うことに気づく。
その事を知って、日本では、日本人が行う介護をしなければならないと、自覚させたのだ。
技能実習制度は、最初は、製造工場での研修教育から始まったのだと思う。
でも、農業も、その国によって、技術も全く違うのではないか。
天候も、土も水も全く違う。
温室栽培、農業工場なら可能かもしれないが。
技能実習制度は、介護には、不向きだったのではないだろうか。
受け入れ側の、準備不足、認識の甘さもあった。
湖山Gには、アジアの各国から、技能実習生、特定技能で多数来て頂いている。
実践現場力になってもらっている事も、間違いない。
でも、その前に、日本そのもの、日本の生活文化を知ってもらう。
日本語を学び、日本人と交流し、親交をあたためてもらう。
日本のファンを増やす。
そうして、母国に帰ってもらい、日本の良き理解者を増やす。
だから、大学からの留学生受け入れも、積極的に始める。
湖山Gの望みは、その人達と共に、こやまケア学会をアジア全体で、開催する事だ。
その為に、今週から、ベトナムの大学に、湖山Gから、医師看護師の視察団が行っている。
今日は、その大学との調印式が予定されている。
やがて、その大学から看護師が、インターシップで、湖山Gに勉強に来るのだ。
育英制度も用意し、ベトナムと日本の国交回復50年記念にも寄与したい。
現地では、新聞社やテレビ局も取材の予定だ。
私は、銀座からオンライン出席だが、歴史的日となる。
湖山G40周年を飾る事業となる。
2時間の時差しかない。
ベトナムも、日本も暑い。
私は、もっと熱い。

パルスオキシメーター 98・98・99
体温36.1 血糖161

夏痩せ願望 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

Posted by admin