個人タクシー
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不動産バブルの頃の銀座。
深夜になると、電通などの、企業ビルの一角に、個人タクシーが並ぶ。
でも、一般の人は、乗せてくれない。
大企業の重役と、個人契約をしているのだ。
鎌倉方向のお客が多かったように記憶している。
個人ハイヤーのような契約と言える。
週末は、接待ゴルフ専用の仕事しかしない。
個人タクシーだから出来た。
個人タクシーは、今は知らないが、昔は、元道路交通省の職員が多かった。
だから、態度は威張っていたように思う。
ベンツのタクシーも個人タクシーならではだ。
最近、古いセンチュリーのタクシーに出会った。
大臣車両の払い下げだ。
特別な購入ルートがあるらしい。
今は少なくなった個人タクシー。
また、昔は、同様の仕事を無許可の個人が自家用車で、深夜ハイヤーのような闇営業をしていた。
警察の取り締まりが厳しくなり、今は見ない。
白いクラウンクラスの車が多かったと思う。
だからか、白タクと呼ばれていた。
東京は、タクシーの運転手不足。
大手タクシー会社では、車はあっても、運転手が足らないらしい。
また、地方から働きに来た新人運転手が多く、道の不案内。
ナビを使わないと、帝国ホテルとニューオータニホテルの違いもわからない運転手がいた。
ネットでタクシーとお客をマッチングするアプリなど、時代は進歩している。
考えてみると、地方では、流しのタクシーはない。
電話で呼んでもらうしかない。
地方においても、個人タクシーの許可を緩和するらしい。
安全管理は、車内ビデを、GPS記録などで、行なえる。
通院や、デイの送迎にも利用できるのではないか。
やがては、自動運転車両になるのだろう。
パルスオキシメーター 97・98・98
体温36・6 血糖221
免許返上せず 代表 湖山泰成