感染症専門病床
コロナが2類から5類になる。
でも、受け入れ病院が増えるだろうか。
昔は、結核病床などがあった。
感染症の専門病院は、人里離れた地域にあったと思う。
今は、もう存在しない。
日本では、そのような感染症患者はいなくなったからだ。
父の友人の感染症の専門の大学の名誉教授に聞いた事がある。
もう、日本では研究対象がいない。
だから、東南アジアに研究に行く、と。
衛生的で、栄養に恵まれた日本。
素晴らしい、日本になったと思う。
でも、コロナのような感染症の到来を想定していなかった。
今の今迄も、コロナは、やがて終息し、前の日本に戻ると、期待しているのではないか。
そうなって欲しいのだが、現場を見ると、まだまだそうは思えない。
インフルエンザも無くなったわけではないし、コロナも毎年変化して再来するのだはないか。
世界中で、人の移動が増え続けるグローバル社会。
日本自身も、観光大国を目指している。
国外からも、国内も、ますます人の移動と交流は増える。
経済も、貿易国日本のままだ。
では、日本の医療介護体制は、分断、効率化を目指したままだ。
ここは、状況変化を覚悟して、感染症専門の医療介護施設体系を考え直した方が良いのではないだろうか。
今の施設体制のままで、これまでの患者も、コロナ患者もどちらも臨機応変に受け入れるのは、現実的でないように感じる。
感染症のコロナ対応には、それに相応しい設計建物と、スタッフ教育が必要だ。
善きも悪しきも、もう、元には戻らない。
未来への医療介護とは、コロナ社会の辛い未来を覚悟する事だと思う。
悲観主義的かもしれないが。
パルスオキシメーター 99・98・98
体温36.3 血糖172
風邪も感染症だ 湖山 泰成