音楽療法士
昨日は、祝日にもかかわらず、東京の社会福祉法人の施設長幹部会議だった。
ほぼ、一日中、オンラインで。
私も、自宅から参加して、ほぼ、聞いていた。
東京は、地方に比べて、あらゆる問題が顕現している。
しかも、地方より早く。
東京は、炭鉱のカナリアと言っている。
最初に、苦しくなる地域なのだ。
ただでさえ、介護現場は、人材不足。
コロナ不況が続いても、かえって、あらゆる現場は、人材が払底している。
運転手も、工事現場も、流通現場も。
労働者はどこへ行ってしまったのか。
在宅か。
医療福祉も、働き方改革で、現場人材は、制限される。
医者は、大学病院から、派遣される人員余裕がなくなる。
この先、良い事は思いつかないのだが、会議の報告の中で、印象的な事があった。
来年度の採用計画の中で、音楽療法士を2名採用すると。
福祉法人で、音楽療法士の採用は、珍しいと思った。
時代が変わったのだろう。
創設の頃、聖路加病院の日野原先生や、提案者の医大教授の話を聞いた事があり、精神科医師の、領域だと思った。
理学療法士や、作業療法士と同様の、医療の専門家の領域だと。
資格取得は、医療看護大学と、音楽大学で行われているのだろうけれども、音楽家の方からのアプローチが少ないような気がした。
音楽と、精神療養の双方に関わるハイブリッドな資格のはず。
でも、一般には、まだ、知られていない、社会に浸透していない。
精神科の病院での専門家だと思っていたが、そればかりではないのだろう。
実は、引きこもりや発達障害の子供に、音楽療法は、有効ではないかと考えていた。
親子で、楽しいミュージカル映画や舞台を観てもらうのも、その入り口と考えている。
世の、国家資格を取得した、専門家と言われる人の職域が心配されている。
AIやDX、ロボットの発達と、社会での浸透で。
医師も、弁護士も、会計士も、薬剤師も、運転手も。
自動操縦車両や、自動調剤や、はたまた介護ロボットで。
私には、納得がいかないし、そうはうまく行かないだろうと予測しているのだが。
ジャンボジェット機も、殆ど、自動操縦だが、やはり、最後の責任を取るために、人間パイロットは乗っている。
モノレールは、一部、無人運転があったかも知れない。
あらゆる専門家と言われる人々が、知見を持って、医療介護の世界で働いて欲しいと思っている。
介護の世界にも、薬剤師や保育士ももっと働いて欲しいと願っている。
勿論、その為には、働けるだけの環境を用意しなければならない。
他業種の職員の教育。
そして、指導する、専門家医師。
福祉の世界は、福祉専門家で溢れている。
行政の管轄の意識が強い。
社会一般化への道は、まずは、関係者の意識改革が必要。
私がすべき、湖山G職員の意識改革はまだまだ、続く。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.3 血糖238
セロ弾きのゴーシュ 代表 湖山 泰成