ネクタイ・ピン
泰成君は、幼稚園の時から、半ズボンに、つりベルト。
それに、蝶ネクタイをしていた。
カジュアルなファッションが苦手な私は、今でも、外出時には、いつもネクタイを締めている。
コーヒーの染みをつけやすいのが、難点だが、食事の時のナプキンだと思えばよろしい。
赤ん坊の前掛けと同じだ。
金太郎の腹巻かもしれない。
でも、ネクタイピンは、つけない。
挟むタイプは、大抵、落としてしまう。
ピンで刺すタイプは、ネクタイを傷つけるので、好まない。
昨日、父の書斎を整理していたら、ネーム入りのネクタイピンが見つかった。
誰かに、プレゼントをされたのだと思う。
一高の紋章のカフスと一緒にあったので、一高の関係で手に入れたのだろう。
父は、蝶ネクタイをしていた時期があった。
アメリカのテレビ映画、「ベンケーシー」に登場する医学部教授がしていたのだ。
そのせいか、日本の医師、教授に流行った頃があった。
日本人が蝶ネクタイを占めると、漫画コナンになってしまう。
父の命日の食事会には、着用したが、普段は使わない。
なくしてしまうからだ。
記念に、写真を撮っておいた。
ネクタイも、ネクタイピンも、過去のファッションとなった。
そういえば、父はループタイも、週末は使っていた。
定番のファッションだった。
私は、スリーピースが多い。
ポケットが多くて、お腹を隠すのに最適だと思う。
痩せるまでは、このファッションが続く。
早く、猛暑は終わってほしい。
血糖202 羊羹は、完全食。
パジャマ用のネクタイを考案中。 元 ホームズ少年 湖山 泰成