介護食の普及
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湖山Gの関東地区を除く殆どの病院・施設の食事サービスは、直営である。
銀座の救急病院の時からそうである。
地方では、その地のお米や味噌でないと納得して貰えない。
地産地消を守っている。
14000床で働く14000人の内、1300人は看護師だが、1300人は管理栄養師、栄養師、調理師なのである。
介護施設が殆どなので、これは贅沢な陣容だと思う。
栄養部会での、勉強、研究も盛んだ。
最近は、とろみ食メニューの勉強会の成果を発表すべく、湖山Gのとろみ食メニューブックも出版準備中である。
カラーの写真集となる。
最近は、冷凍食材も、積極的に利用するようになった。
冷凍庫での食材保存は、災害時対応にも必要だ。
独居老人の為の介護食を冷凍弁当にしてデイサービスの利用者に配布する時代も来ると思う。
益々の、大企業の研究と努力を期待したい。
冷凍食材は、冷凍庫のある大規模施設中心に利用が広まっている。
でも、地方の小規模施設こそ、加工食材や冷凍食品をもっと利用しなければならないと、個人的には考えている。
メニューの幅を広げるために。
日々によって、料理人によって、美味しい味付けも、そうでない味付けもあるのも家庭の味だと思う。
そんな小生だが、年を取ると、味覚については保守的になる。
お茶漬けの味が、幸せだなあと考えるなど、若い時の自分には考えられなかった。
これからは、自宅で自分で食べられる、美味しい介護食も欲しい。
自分で食べる介護食など、自己矛盾なのは承知している。
昨今は、嚥下能力の低下を意識しているのである。
アイスクリームと、ヨーグルトとプリンで暮らす日も近い。
血糖200 暖かいおでんが美味しい。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山泰成