最後のカンフー映画
昨日は、久しぶりに、映画館で香港カンフー映画らしきものを観た。
昔の若手スターが、悪の親玉で出演している。
要塞のような、貧民窟で、ヤクザ組織がシマの取り合いで戦う。
マシンガンではなく、カンフーで闘うギャング映画、仁義なき戦い。
ヤクザの兄弟仁義の物語なのだが、戦闘シーンがとても人間ワザとは思えない。
アメコミのスーパーヒーローの若く、どうやっても死なない。
ビルから落ちても、どう殴られても、何回ナイフで刺されても。
最近の映画は、刺激が強く、暴力に限度がない。
痛みも、悲しみも、情けも、逡巡もない。
アニメの影響か、とにかく、登場人物は、殺し続ける。
テレビゲームの影響だろう。
とにかく、観ている方の感性は、ヤスリで削られたような痛みを感じる。
これで、楽しいのか。
刺激が強すぎて、圧倒されてしまう。
この圧倒感が、この映画の醍醐味なのだろう。
上映劇場が、少ないせいか、満席だった。
意外と女性が多いのも印象的だった。
目を覆いたくなる惨状の連続。
刺激的で大作は間違いない。
夢に出る映画とは、この事だと思った。
女性や子供は、被害者としてしか、登場してこない。
これは、救いか。
一度は、観るべき問題作。
でも、2度観る必要はない衝撃作でもある。
今朝は、美しい物で、心を洗いたいと思い、テレビ録画のサウンド・オブ・ミュージックを観ている。
懐かしい。
小学校5年生の泰成君が、母と観た映画だ。
確かに、醜いミュージカルはない。
オペラ座の怪人すら、純愛物語だった。
血糖192 深夜の羊羹
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山 泰成