病院が地域から消えて行く
東京都下の125床の救急病院が、突然に休診した。
評判の良い病院だが、老朽化した建物を建て替える事が、物理的に出来ないからだ。
既に、隣地を買収し、駐車場にしてあった。
でも、今の建築単価では、建て替えても採算が合わない。
それ以前に、銀行が融資をしない。
貸しても、現在の医療単価では、返済不可能だからだ。
医療費単価が、削られて行く現在、病院経営の収支が合わない。
病院の買い手を探したそうだが、見つからなかった。
当たり前だ。
医師不足、人件費高騰、エネレギー高騰。
収入減で、経費高騰。
これは、病床を減らす医療政策の結果。
まして、東京で、125床の民間救急病院が、建て替えて成り立つはずがない。
老朽化した民間病院が、補助金なしで建て替えは無理だ。
特養ホーム並の、建設補助金を出すべきだと思う。
そうはならないのは、わかっている。
東京で起きた事は、やがて、全国で起きる。
国の望む通り、老朽化した民間中小病院は、全国で、消えて行くだろう。
農家と同じか。
医療、福祉、教育、農業。
国の社会保障のインフラのはず。
湖山Gは、そのすべてに関心がある。
今日は、今年開設した特養ホームを視察に行く。
新たに、職員寮も建てる。
新しい施設を開設するのは、数多く経験して来た。
でも、老朽化した施設を再生する方が、難しい。
でも、その世代交代の時代が始まった。
新しく、大きな病院を建て替えるにも、閉院するにも、どちらも莫大な資金がかかる。
国の予算が、投入されても良いと思うのだが。
今回も、選挙の焦点になる事はなかった。
人口減、医療DXの進歩。
医療サービスが縮小されても、仕方がないのかもしれない。
下り坂の社会の中で、どう生き残って行くのか。
経営者の真骨頂が試されている。
能登地震316日 血糖162
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 湖山泰成
早朝発で福島へ向かう。 お土産に父が好きだった、薄皮饅頭を買う。今は私が好きで食べるようになった。酒を飲んでいる時代は、そんな事はなかったのだが。