湖山の配当
上場企業の配当が、過去最高の16兆円。
その配当を受けるのは、多くはファンドであったり、企業であったり。
個人株主でその恩恵を預かる人はどれだけいるのだろう。
患者、利用者の中には、そういうお金持ちもいるだろう。
でも、湖山で働くの私達の仲間で、その恩恵を受ける人は、いるのだろうか。
大手株式会社の介護事業は、配当の分は、職員にまわらない。
ファンド、大企業の間で転売されて、富が膨れ上がっていく。
介護事業の利益も、配当の分だけ、現場職員には回らない。
介護現場も、パートや派遣が多いと思う。
湖山の収入は、すべて、現場職員の汗と涙で築かれている。
それを、職員の福利厚生を厚くする事で還元したい。
全国の職員の健康管理を、銀座からオンラインで行う。
永年勤続表彰者との慰労会のイベントを充実させる。
歌舞伎座にご招待して、私と会食をする。
新入職員のディズニー研修会を、2泊3日で行う。
保育園、母子支援施設の遊具を充実させ、イベントを増やす。
職員寮を全国に建設する。
お金を、職員の生活に投資するのだ。
でも、お金だけではない。
湖山の仕事は、突き詰めれば、命を支え、魂と向き合う。
湖山は、この仕事の厳しさを分かち合う同士。
それが、湖山Gだ。
その、思いやりと支え合いこそが、湖山の配当だ。
その配当を、私はありがたいと感謝している。
暮正月も、勤務の皆さん。
忙しくて、てんてこ舞いだと思う。
私も、銀座が救急病院の時代は、年末から正月まで、病院に籠っていた。
入院している患者も、職員も孤独と寂しさを感じた。
その時以来、病院は、施設は、方舟だなと思うようになった。
入居者も、職員も、同じ船の同乗者だ。
支え合いと、感謝の気持ちを持てる暮らしこそが、人間の幸せだと思う。
その幸せを、皆さんと共有し、感謝しつつ、年の瀬を迎えたい。
私は、1人ではない。
皆さんも、私と一緒で、孤独ではない。
パルスオキシメーター 96・97・96
体温36.6 血糖106
魂のネットワーク 代表 湖山 泰成