英雄と悪妻
最近悪名の高い、新宿歌舞伎町に久しぶりに足をは込んだ。
評判の新作映画を観る為である。
しかも、日本で最高級なプレミア映画館で。
映画と映画館の両方を観にいった。
映画館で映画を観る事は、映画に敬意を表する事であり、人生にとっても意義はあると考えている。
また、1人で観るのは、ただの鑑賞だが、余人と同行して観るのは、その人との思い出を作ることだと思っている。
同行者の映画の感想は、人間のリトマス試験紙みたいなもので、デートで相手の感想次第で、その後の2人の運命は決まる。
大体、どの映画を観たいかで、相手の趣味や教養がわかってしまう。
お見合いは、映画館でしたらよろし。
その後のお付き合いの無駄がなくなる。
さて、本日の映画館は、日本一。
天井は高く、床の傾斜は高く、前の座席の人の頭は気にならない。
見えない。
だから、映画に没頭できる。
音響も最高。
コンサートホールよりも良いのではないか。
ミュージカル、宝塚、コンサートそのものに相応しい。
また、スクリーンは、3方にあり、戦場の真っ只中にいるような気分になる。
映画は、英雄と悪妻の歴史物語。
この作品は、名匠と名優の盟友の物語でもある。
この映画は、前売りチケットを販売しない。
残念なことである。
皆さんは、自腹を切って映画を観て頂きたい。
プレミアム映画館の座席は最高。
パンフレットと一緒に、この座席をお土産に買って帰りたかった。
どちらの製品だろうか。
教えていただけたら幸いである。
ロードショー館は、やがて、コンサートホールや歌舞伎座や宝塚劇場のような高価な場所になる。
そう予言してきたが、いよいよその時代が始まったようだ。
ホットドックもポップコーンも高級。
一味も二味も違う。
カップも、ケースもおしゃれ。
高いけど、納得。
映画観ホールは、コンサートホール玄関ホールと言うより、シティホテルのバーに近い。
新宿の夜景が映えるので、映画が不満足でも、この場所だけでも許せる。
デートよりも、癒しの隠れ場所に相応しい。
是非、銀座にも作って頂きたい。
東急さん、東宝さん、松竹さん、東映さん、お願いします。
劇場ファンは、待っています。
早くしないと、劇場ファンはイリオモテヤマネコのような絶滅危惧種になってしまいますよ。
パルスオキシメーター 98・98・96
体温36.1 血糖183
巨匠 代表 湖山 泰成