会議を減らす為の会議
赤字になった大企業は、大抵、会議が多く、無責任体制が維持されるだけだと言われる。
コンサルタントが入ると、まずするのは、会議を減らす事。
でも、会議を減らす為の会議が増えただけだと言うジョークも有名だ。
組織が活性化されるのは、情熱あるリーダーが出現した時でしかない。
大企業こそ、改革には、現場に目を向けたトップリーダーが成功している。
オーナーが、現場の細かい事にも、こだわるのは、意味のない事ではない。
今度の介護保険改定では、介護の担当者に、月6000円の手当が出る。
でも、介護施設には、業務改善委員会が義務付けられるようだ。
入浴者には、研修も義務付けられる。
良い事だが、これにも、時間がかかる。
つまり、人件費もかかると言うことだ。
現状でも、問題のある施設は、人手が足らない施設の事だ。
会議時間の為の予算が増えるのならともかく。
これでは、絵に描いた餅だ。
業務改善委員会を義務付けても、改善につながるだろうか。
これは、行政が、現場に責任を押し付けているだけだと思う。
それより、予算も人も心配のない、行政の担当者の研修を事務付けて欲しい。
民間の現場実習体験も義務付けて欲しい。
厚労省の委員会にも、現場を10年以上体験した人を入れて欲しい。
最近の政策は、現状の制度を維持しつつ、改善をしていきたいとの姿勢だ。
それは、わからなくともないが、もう、これ以上は、現場は持たないと思う。
私が、病院会に入った頃、病院会と名の付く団体が5つはあったと思う。
その時に、病院会を大同団結すべきと旗をあげた、病院会リーダーがいた。
私は、着目して期待したが、結果は、その人が会長になった新しい病院団体が増えただけだった。
未だその人は、名誉会長で旗振りをしている。
理想と現実は違う。
不信感で現場を管理する事よりも、現場に自由度と責任と予算を与え、プライドを持てる職種にするべきだ。
そして、不祥事には、厳罰を処して欲しい。
そのプロフェッショナルに。
医者であろうが、行政マンであろうが、政治家であろうが。
現場の事情を知らない、行政マン。
選挙民の、機嫌取りばかりの政治家。
現場に光を投じないマスコミ。
民間の経営者だけでは、荷が重い。
どうしたら良いのか。
毎日、夜明け前の、朝陽の前にため息をつく。
新聞の名前ではないのだが。
パルスオキシメーター 96・96・97
体温36.5 血糖173
夜明け前 代表 湖山 泰成