夜明け前の祈り

私は、夕方には、疲れて、早々とベットに倒れ込む。

よくない習慣だが、その分、深夜早朝の時間が長い。

また、貴重な神聖な1人の時間である。

勉強と精神の時間でもある、

レム睡眠とノンレム睡眠は明確で、2時間毎に確実に目を覚ます。

深夜2時半には、ネットで新聞を読む。

この日記のネタを拾う事が多い。

世間の動きが気になる。

地方欄を丁寧に読む。

政治とスポーツ欄は関心がなく、飛ばす。

新聞を読み終わると、日記のテーマを考える。

寝室の明かりを消して、寝床で目を閉じて、アヴェ・マリアを聴く。

もう一度、寝てしまう事もある。

バイオリンのカッチーニのアヴェ・マリアである。

最近、作者は、ウラジミール・ヴァヴィロフだとされているが、私にとっては、カッチーニである。

私の修士論文は、キリスト教比較宗教哲学で、医療の経営倫理哲学だった。

エコエティカと言っても、知る人はいないだろう。

その頃は、毎週のように銀座の教会に通っていた。

そして、映画館に行った。

その頃は。

今は、その習慣はないが、映画館の暗闇が、その空間だと思っている。

映画館は、教会で、懺悔の時間なのか。

今は、テレビも消した寝室で、目を閉じてバイオリンを聴く。

若い時と言うより、子供の頃を思い出す。

思い出して、ホッとする。

まだ、認知症になってはいないと思う。

両親の面影が、記憶に中に大事に残っている。

映画を一緒に観に行った彼女の事は、忘れようと思っても、まだ、忘れていない。

これは、忘れてしまっても良いのだが、そうはなっていない。

人生の後悔や、私を裏切った人達への恨みは、なかなか消えない。

カッチーニは、私には、鎮魂のメロディーである。

燃えたぎる情熱か、怒りか。

とにかく、テンションを上げないように気持ちを整えて朝を迎える。

夜明け前の祈りは、今日も、介護事故のないようにと願う。

やがて、日が昇る。

今朝のように。

おはようございます。

血糖199  抹茶のチョコが気に入った。

湖山G代表 サンダーバード会長 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山 泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada