現代のピラミッド

東京の中野サンプラザの再開発計画が、正式に白紙になった。

最近の建築費高騰は、都会の巨大公共施設の予算を倍にした。

勿論、採算など合うはずがない。

というより、採算など考えて、このような公共施設を建てる事がもう、無理なのだ。

競技場、巨大ホール、葬祭場、等々。

最近の、すべての税金投入巨大建設、イベントに、採算を持ち込むことは間違いだと思う。

現代での、採算を超えた未来へのメッセージであるべきではないか。

エジプトのピラミッドは、予算、採算などなかったはずだ。

無理をして、税金でその予算を組めないのなら、事業は、やめた方が良い。

それより以前に、医療福祉教育、防災など、税金を投入すべきものがある。

採算の合うものは、民間がやる。

政治や行政の事業で採算が合うのなら、社会主義経済だ。

中野サンプラザは、富士山のような巨大ホール。

ここは、もう、廃墟にして、コンクリートの文化財ピラミッドにしたらどうか。

エレベーターのトンネルは、ボルタリングの競技に使う。

1万年経った時、人類はその廃墟を、どのように見るだろうか。

戦争、震災に耐え、日本は生き残っているだろうか。

最近の巨大建設は、文明の発展なのか、限界なのか。

巨大高層ビルは、震災の多い日本には向かないと思う。

現代の愚かさの象徴として、文化財としたらよろしい。

インバウドの環境客が富士山の次に、写真を撮りにくるのではないか。

このような巨大事業の為に、増税されるのなら、勘弁して欲しい。

そのままで、防災センター、避難所にしたらどうか。

2年ぶりに、蒲生に行って来た。

そこには、明治43年開設の病院がある。

今は、医療療養病棟、回復期リハビリテーション病棟、老人保健施設、高齢者専用賃貸住宅、通所リハビリ、訪問看護、通所介護、居宅介護支援、地域包括支援、院内託児所が一体となって運営されている。

建物からは、海を覗ける。

大きくはないが、あらゆる医療介護サービスが一体となって効率よく、地域に提供されている。

長い歴史を経て、地域に育てられた病院だ。

中国、ベトナムからの技能実習生もいた。

新卒、2年目の若い職員も、元気で明るい。

未来は、過去からの継続の力があって築かれる。

変わる事のない、喜びのある未来を。

スタッフは、その気概を持って、地域医療を、自分の人生の未来を築く事が出来る。

湖山は、未来を築く。

若者の為に。

院内託児所に、アンパンマンの人形を持参した。

今は、恐竜がブームである事を教えてもらった。

映画ジェラシックパークも、新作がくるはずだ。

血糖226   福島の蕎麦

湖山G代表 サンダーバード会長 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada