炭鉱のカナリア

43年前に、倒産した銀座の救急病院の再生から、私の経営者人生は、始まった。
あらゆる経費は、東京が1番高い。
特に、都心の銀座は1番高い。
自らの体験で、骨身に沁みた。
偶然の機会から、地方中山間地へ、介護施設を開設する事になり、今の湖山Gとなった。
東京から、地方へ。
医療から、介護へ。
世の中の、自然の流れでもあった。
その頃に、医療界で、私は、唱えた。
銀座の病院は、炭鉱のカナリアである。
炭鉱で、酸素がたらなくなると、最初に命を失うのが、小鳥のカナリアである。
銀座の病院は、収入(酸素)不足で、死んだのである。
その後、世の東京の中小病院は、頑張った。
でも、もう、限界が来ている。
東京の歴史ある、地域病院の院長が語っている。
「医師、看護師の採用の為の紹介手数料は、年収の30%。
病院では、人材会社に年間で7〜8千万円ほど払って、経営を圧迫しています。
中小の病院単独での経営はもう限界です」
その通りだと、思う。
今こそ、政治や行政の力が必要だ。
カナリアの次は、人間の命も危ないのだ。
東京で始まった事は、日本中に伝播する。
台湾有事に日米関税貿易戦争。
更に、首都圏大震災。
その前に、足元の生活も、おぼつかない。
日本のお米だけでも、守って欲しい。
7月の、参院選挙は、もう、始まっている。
血糖156。本日は、年1回のイチゴ狩り。思いっきり食べるぞ。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山泰成