美術館は誰の物か
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東京国際映画祭が昨夜、クロージングを迎えた。
日比谷の500席の映画館は、満席で、熱気があった。
満席の劇場は久しぶりだ。
スポンサーの1人として、もう既に、来年はどうすべきか、心配になる。
常に、主戦場の劇場の確保と、莫大な資金集めが大変なのだ。
万博もオリンピックも、主催者トップのチェアマンの仕事は、作品集めと同様に、資金集めなのだ。
東京国際映画祭は、日比谷、銀座の映画館で行われている。
観客も集まるし、大企業のスポンサーも集まる。
国も、東京都も、莫大な補助金を提供している。
それでも、来年はどうする、何処で、誰が担うのか、何時も心配になる。
民間の興行イベントなのか、補助金を貰える、お国の文化事業なのか。
両方でも、存立が年々厳しくなっている。
国際的な文化事業は、もう、民間企業や地方自治体では、背負いきれなくなっていると思う。
また、地方に人を集めるのが、難しい。
地方の、個性ある美術館や博物館ばかりか、映画館までも、経営維持に困窮している。
これこそ、国富として、未来永劫、国の財産にできないものだろうか。
私は、特養ホームの建物自体を、地域作家の個人美術館として作品を展示する事も始めた。
高齢者の生活に、本物のアートを。
今は、福祉施設プラス美術館を、地域の複合文化生活拠点とする次世代への、実験を構想している。
民間経済、国家財政は、ますます困窮する。
特に、地方財源は人口源で文化インフラの維持はより、難しくなる。
ふるさと納税でも、美術館の維持は苦しい。
千葉の美術館にある、私のお気に入りの、マークロスコの絵は何処に行くのだろう。
所有会社の東京本社を美術館にして、展示を続けてほしい。
新宿の保険会社の本社にある美術館は、新館にして維持している。
東京一局集中であっても、なくなるよりは良い。
地方文化も、東京と連携しないと、人は集まらない。
今年の東京国際映画祭では、湖山G銀座統括本部ビルの1階を、映画祭のポスター展示場として、提供した。
人間らしく、生きるには、薬や食事同様、素晴らしいアートも必要だと思う。
最近は、お酒は諦めたので、長生きするには、地域の美味しいお菓子も、必要だと気がついた。
山形で、地元産のお菓子を、お土産に沢山頂いた。
血糖計測後に、賞味する事にしたい。
能登地震312日 血糖166
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
インスタント芋煮うどん 湖山泰成