しがらみのない人生

しがらみのない人生。
そんなもの、あるはずがない。
しがらみは、柵と書く。
水流を制限する柵の事。
間違った方向へ、流されないようにする安全柵の事だった。
医療福祉は、制度と行政の柵に守られた安全な世界だった。
その安全柵を取っ払っているのは、柵の中の暴れ馬ではなく、管理者の国家、行政の方である。
税金で養う事は、無理だから、自分で食べ物を探しに行けと言うのである。
自分で稼ぐのは、当たり前。
元々、一生懸命働いて、税金も納めて来た。
でも、医療福祉の本業だけでは、職員を養って行けない時代が来ると言う人もいる。
柵がなくなれば、医療福祉コロニーには、外のより力のある大企業が、この世界に乗り込んで来る。
ビジネス・マーケットとして。
私達は、羊だが、怖い世間には、ライオンや熊のような企業がウヨウヨしている。
医療法人、社会福祉法人を乗っ取り、計画倒産を仕掛ける狼もいる。
医師会、病院会、社会福祉法人などの業界団体は世のすべてにある。
農協どころか、実は、労働組合、政党、宗教も同様だと、私は思っている。
しがらみは、ありがたいはずの物なのだが、小生は、何時もその柵の外に我が身を置いてきた。
性格が悪いのかも知れない。
協調精神が足らないのかも知れない。
でも、既得権益、権力に迎合せず、職員のやりがいと、幸せを実現する経営に全力投球してきたら、このような生き方になってしまった。
選挙が、始まった。
テレビやネットで、選挙演説を聞いたが、最近、現実を知らずに、空虚な政党の建前だけを言う、野党政治家が多くなったと思う。
実績を問われる与党も、情けない。
最も、そういう政治家に投票する国民が悪いのだが。
私は、政治、選挙には直接関わらない事を、医療福祉法人として、自らの柵を造ってきた。
安心して欲しい。
この柵を飛び越えるには、もう、年老いてしまった。
せめて、しがらみの無い善良なる国民として、問題と不満だけは、申し述べたい。
与野党、どの候補者の方にも。
職員に、しがらみのある経営者として。

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