被災地復興とは

阪神淡路、東日本大震災の後、被災地復興は成されただろうか。
莫大な復興予算が有効に使われて、街は復興しただろうか。
残酷なようだが、街は生き物で、常に生まれ変わっているから、維持されている。
保存されている町はない。
京都は、歴史保存の街ではない。
過去の遺産の価値を正しく現代評価をし続けれているから、世界的観光地として、常にフレッシュなのである。
銀座も、また同じである。
金沢も、また同じであろう。
実は、大型震災で、再生した町は、東京だ。
何故か。
そこで、頑張り居続けた人よりも、はるかに新しく入って来た人が多かったからだと思う。
ただでさえ、地方では、人口が激減している。
ましてや、海辺の被災地となれば、若い次世代の人は入ってこない。
職場も、学校も、病院もない。
土地と役場だけのところに、未来のある若者達は集まるはずがない。
町の住民による、過去の町の再現、復興は、現実的でない。
その現実を見つめるのは、辛い。
過去の被災地の現状を、見れば、復興ではなく、新天地を作ることだろう。
では、能登は、いかなる新天地となり得るのか。
それを考えるには、まだ、早すぎるのもわかっている。
でも、それを考えるのが、為政者と言われる人の責任なのだ。
あるいは、未来都市計画の専門家の仕事だ。
歴史家かもしれない。
私達、医療福祉の現場の人間は、1人でも多くの人の命を救い、生活を支えることだ。
私は、サンダーバードは、地上の現場の軍隊として構想した。
評論家はいらない。
知恵ある者は、知恵を出せ。
知恵のない者は、金を出せ。
知恵も金もない者は、汗を出せ。
開高健が好んで紹介した、ベトナムのことわざだ。
ホーチミンの言葉だったかもしれない。

パルスオキシメーター 97・97・97
体温36.6 血糖196 深夜のパン

地上の軍隊 湖山医療福祉グループ 代表 湖山 泰成

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