体の声、心の動き
子供の時から、坐禅とか、心と体のコントロールの法とかの本は好きで良く読んで学んできたが、実行できた試しがない。
右腕から暖かく感じ、次は、腹のあたりが暖かくなる。
などの心で体を整えていく方法が書かれていたと思う。
これをすると、勉強したくなくなったのを覚えている。
この心で身体をコントロールする修行方法は、実は、それまでの習慣を消す方法だったのではないかと思う。
学習習慣も消してしまうのだ。
飲酒喫煙などの悪い習慣を消すのには、良いのだろう。
その後、レコーディングダイエットが流行り、実行した事がある。
でも、今は、体重計に乗るのに、すごく抵抗がある。
乗りたいくないのだ。
子供みたいだが。
きっと、美味しいお菓子を食べたいと欲する泰成君の深層心理が、心を支配し、体を縛っているのだろうと解釈する。
一方、簡易検査キットで血糖を測るのは、食前食後、一日数えきれないくらい測定する。
これは、適正血糖になったら、何かお菓子か果物を食べたいと言う心の主が計らせているのだ。
最近の、意識受容学説によれば、頭脳に意志があるのではなく、体全体で身体を動かす指示を発している。
肉体の動きが、後追いで、さも頭脳が、指示して肉体を動かしているように思っているだけだと言うのだ。
私の手がお菓子に伸びるのは、私の意志ではないのだ。
体の欲求が、さも、意志で体を動かして食べるのを正当化しているだけだ。
思い起こせば、減量できていた時は、意識なく、自然に食欲がコントロールされていたように思う。
努力しなくても。
意識が、食事ではなく、別の物に集中していたのだろうか。
心せずして、則を超えず、と言う事か。
いや、こうして、努力しても無駄だと、自分をマインドコントロールしているのだろうか。
深夜お菓子をやめられないのは、泰成君のせいではないのだ。
と言う屁理屈は、誰も納得してくれないだろうなあ。
パルスオキシメーター 98・99・99
体温36.5 血糖229
無我の境地を目指す禅僧 代表 湖山 泰成