看護施設
湖山Gの職員14000人の内、1300人が看護師である。
殆どが介護施設であるので、同業者と比べれば、湖山Gには圧倒的に看護師が多い。
銀座の救急病院が創業であるから、その歴史、理念、DNAを引き継いできたのである。
昨日、銀座で看護部会の幹事会があり、慰労をかねて、食事会をした。
その時に私が感じたのは、看護師達の、明るさと前向きさである。
医療も介護も、人手不足であり、その中でも、医師看護師不足は、昔から恒常的。
そして、来年の制度改革の後は、業界は人手不足で崩壊の危機になると心配している。
医療施設が縮小したら、在宅医療では補いきれない。
人手不足で、特養ホーム、老健の稼働が低下して、経営も赤字化している。
高齢者住宅が無制限に作られるが、社会で提供される介護ザービスは低下する。
その中で、湖山Gにおいては、多数の看護師が意欲的主体的に働いてくれている。
素晴らしい事だと思う。
世の中の括りで言えば、医療施設と介護施設とに分けられている。
わかりやすく言えば、医療保険と介護保険対応で区別されている。
医療費抑制政策は、在宅医療、オンライン診療の普及が期待されている。
でも、その為には、より質の高い看護が前提とされている。
医療施設の減った分は、中間施設と言われた老健や特養が整備された。
そういう意味では、これらは、看護施設と言うべきかもしれない。
医療は、医師の専権サービスであり、他のメディカルスタッフは、医師の助手的立場である。
でも、介護施設においては、実質、看護師が現場リーダーである。
こらから、ますます利用者は重度化する。
コロナも終わったわけではない。
最近は、また、インフルエンザも増えている。
施設での看取りも増えている。
看護師は、医師と介護師との間の資格として位置付けられていると思う。
JICAで、タイを視察した時、医師は、都市にしかおらず、地方の医療機関は、院長は全てナースだったと記憶している。
未来は、看護師が、専門性を高めて医師業務の一部を担っていくのか。
オンライン診療で、医師の診療範囲が空間的に広げるのか。
どちらも必要だが、どちらにしろ、過去の職制概念は壊さねばならない。
湖山Gは、もともと、その職制と権威にとらわれない人が集まっている。
ヒエラルキーの少ない、その湖山Gの組織こそ、未来を担うのに相応しい。
そう信じて、40年が過ぎた。
未来はこれからだ。
私の経営姿勢が問われるのは、勿論、当然の事と覚悟している。
私の信念は、湖山Gの職員によって支えられている。
そう信じて、今日も、経営決定を行う。
稟議書は、職員からの紙礫だ。
毎日、メールで打ち返す。
経営の千本ノックと呼んでいる。
これには、ホーランは厳禁。
バントで、投手と野手に返している。
老健特養には、これからは、夜間救急対応ができる、協力医療機関を持つことが義務付けられる事になった。
湖山Gの老健特養は、その体制どころか、医師の施設長配置や、オンライン診療導入をしている。
でも、そうできる施設は、全国でわずかだ。
世の医療介護一体改革の先頭を行く。
湖山の未来への責任は重い。
でも、明るく元気に進めたい。
たまには、ディズニーでもユニバーサルでも行きましょう。
私と一緒に。
家族で。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.4 血糖186
医療看護師 代表 湖山 泰成