平均3343円
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今年のネクタイの平均価格である。
11年ぶりに価格が上昇した。
ネクタイは絶滅危惧種になりそうだっが、少し復活の兆しがあるらしい。
私は、小学生の頃から、ネクタイが好きだった。
大人びていたのである。
中学生の時は、外出の時は、ブレザーとネクタイ。
趣味は、紅茶とコーヒーと、シャーロック・ホームズ。
パイプに憧れる、英国趣味のませた子供だった。
学生の時も、いつもスーツでネクタイに凝って、アタッシュケースを持ち歩いていた。
父のお下がりの古いベンツに乗って。
教室に入ると、先生と間違えられた事もある。
ネクタイと、チーフとバッチの3点セットは、いつの間にか、私の定番のファッションとなった。
コンサートホールや、歌舞伎座や宝塚に行くには、フォーマルな服装で行くのが礼儀だと教わった。
映画館に行くのも、そうだと思っている。
特に、日比谷銀座の映画館には。
貴方は、カジュアルが似合わないからだろうと、言う人がいたら、その通りだと、お答えする。
本当に、私はカジュアルが似合わない。
着ている自分が恥ずかしくなる。
特に、ゴルフファッションが恥ずかしい。
今は、自宅からオンライン会議に参加する時もネクタイを締める。
習慣だ。
ベルトをしてないと、落ち着かないように、私は、ネクタイで首を絞めていないと、裸でいるような気がする。
そのうち、睡眠用に、パジャマ用のネクタイ、お風呂用のネクタイを作ろうと思うかもしれない。
毎年、銀座の老舗のネクタイ専門店で、その年の干支のネクタイを買う。
ディズニーランドの土産で買った、ミッキーのネクタイもある。
ミッキーのカフスもお揃いだ。
ネクタイのコレクションは、毎日変えても、1年分はある。
昔からの古いデザインのネクタイも捨てずに残してあるからだ。
もう、絞める事はないが、捨てられずに持っている。
私が棺桶に入る時も、ネクタイを忘れないようにしてほしい。
永遠への長旅の装いにも、ネクタイは欠かせない。
錨のピンバッジも。
パルスオキシメーター 97・98・98
体温36.5 血糖186
白米が炊き上がりました 代表 湖山 泰成