ノンフィクションとフィクション

また、映画の試写会に行く事が出来るようなった。
コロナ蟄居を脱して、私の社会復帰である。
映画会社の試写室は、私にとって、懐かしい友人の家である。
映画のポスターが並んであるのも、嬉しい。
映画は、総合芸術であり、歴史社会の縮図であると思う。
映画産業も、コロナの影響を最も受けた業界の一つだ。
減りつつある、映画館の経営にも、より厳しい影響を与えた。
最近のハリウッドの映画業界のストもその影響だ。
山田洋次監督の最新作「こんにちは、お母さん」は、ほのぼのと温かい。
フーテンの寅さんの世界観を、吉永小百合と大泉洋の親子で演じている。
この、寅さんとマドンナの世界観は、日本の下町情緒の再現だ。
幻想かもしれないが、心に残る昭和の思い出の世界。
これは、フィクションだが、リアルな役者の演技。
昨日の試写は、「グランツーリスモ」
バーチャルなカーレースのゲームプレイヤーの世界。
CG満載なバーチャルな映像で、ゲームをそのまま映画にした。
最近、この手の映画が世界的ビッグヒットをしている。
これは、10代の世界で、60代の老人にはついていけなかろうと、心配していたのだが、そのような事もなく、2時間15分は、あっという間に過ぎ去った。
レースの映像は、興奮の連続で、目を離せなかった。
これは、実話の映画化で、ノンフィクション。
だが、バーチャルな世界で、マトリックスのようなサイバーワールドと、実世界が混在している。
この融合世界観を自然に持てるか否かが、世代の差となっている。
自動車レースの映画と言えば、「栄光のル・マン」「グランプリ」を思い出す。
疾走するF1の勇姿、カーレースの興奮のみならず、映画ならば、主人公の人間ドラマが必ず描かれるのだが、本作は、そこは、薄い。
「トップ・ガン」のような主人公とライバルの争い、友情などの人間ドラマは、なきに等しい。
ゲーマーの若者には、関心がないのだろう。
ゲームのスピードと迫力だけで、それ以外は必要ないのだろう。
アクションだけのアクション映画。
カンフーだけのカンフー映画だ。
雪山の絶景だけの登山映画。
若者のゲーム原作のゲーム・ムービーは、反射とスピード。
バッティングセンターで、千本ノックをしているようなもの。
人間ドラマは必要ないのだ。
勝利だけのドラマ。
人間臭くないのも、さっぱりしていて、気分がスッキリする。
ゲームそのもの。
ゲームは、孤独な坐禅。
孤独な魂が、宇宙に繋がる、小乗仏教ではないかと思う。
映画館は、修行のお寺か。
ゲームの醍醐味を、映画館で味わう。
そう割り切れば良いのだろう。
でも、私は、歴史や宗教や思想の骨格がしっかりとした映画が好きだ。
映画で、世界を学んだ。
宇宙も、恋愛も、ファッションも、お酒の飲み方も。
人生の映画。
もはや、映画をそう捉える映画ファンも絶滅危惧種となったのか。
私は、映画ファンのイリオモテヤマネコ。
でも、ともかくも、この映画は、女性にも、年寄りにも、おすすめです。
老人には、映画観が変わります。
リアルな現実社会で、リアリティとは何かと考えました。

パルスオキシメーター 98・97・97
体温36.5 血糖205 フランスパンとクッキー

大乗仏教 代表 湖山 泰成

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