嵐の前の静けさ
嵐の前の静けさとは、よく言ったものだ。
私は、最近、この不安に取り憑かれている。
今年は、猛暑だといえ、虫を見ない。
今年は、蚊も、ゴキブリも、一匹も見ていない。
セミの声も、短い期間だったと思う。
虫が、地上に出てこないのは、地震災害を予知しているからではないか。
そんな、学説があったように思う。
嵐の前の静けさで、私が思い出すのは、35年位前の、不動産バブル崩壊の頃だ。
銀座の病院の再建が成功し、地方の介護事業に招聘されて、全国行脚をし始めた頃だ。
銀座の老舗の多くは、本店の小さなビルの持ち主でもあった。
今日の新聞を賑わせていた百貨店も、その頃は、隆盛を極め、全国に支店を展開していた。
そして、銀座の老舗は、その百貨店に出店していたので、百貨店の発展と共に支店も自然に増えていた。
銀座の老舗とデパートは、共に全国展開をしていたのだ。
不動産バブルは、既に止まっていたのだが、倒産となる迄には、かなり、ゆっくりとした時間がかかったように思う。
その間の期間は、銀座の雰囲気は静かだった。
経済の凪とでも言うのか。
過去の世界不況の時も、その直前まで、好況の雰囲気で、だからこそ、突然の株価の暴落として記憶されている。
最近の世界的な、インフレの中の株と不動産の下落も気になる。
私が東京よりも、遠い地方中山間地や、瀬戸内に行ったのは、当時、小松左京の日本沈没の影響で、関東大震災の恐怖があったからだ。
その後、何故か東京では起こらず、施設を作った東北や鳥取で、地震災害に連続して遭遇した。
その経験が、災害福祉支援ネットワーク・サンダーバードを創設する事になったのだが。
今が、嵐の前の静けさでなければ良いのだが。
嵐よ来い、大地よ叫べ。
これは、シェークスピアのセリフだったと思う。
荒れ狂う海を鎮めたのは、キリストだったか、マホメットだったか、三種の神器曲玉だったか。
とにかく、静けさの中に、不安が増す。
私が、教会と大学院に通い、キリスト教比較宗教哲学で修士となったのは、この事もある。
今は、神に祈るだけだ。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.5 血糖194
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