空を飛び、海を渡る

7年ぶりに、瀬戸内の海を渡り、離島の特養ホームを訪問した。
その為には、飛行機に乗り、そして、フェリーで海を渡った。
旅の気分満喫。
30年前、この瀬戸内の島の助役に呼ばれ、海を渡り、離島を訪れた。
バブル崩壊した後の、海浜公園予定地に老健を作る為に。
搭乗予定の時間のフェリーは、ガソリン運搬船で、搭乗できなかった。
役場に、時間に遅れると電話すると、その港で待っていてくださいと言われた。
ものの15分もすると、遥か向こうからジェットボートが向かってくる。
役場の救急用ジェットボートで迎えにきたくれたのだ。
それは、通常、緊急患者を本土の病院に搬送する為の船だと教わった。
救急車ではなく、救急救命ジェットボートで、島に運ばれた。
その訪問が、瀬戸内の島に老人保健施設を開設することになった経緯である。
今でも、初めて見る瀬戸内の海と、強い日差しは覚えている。
その後のストーリーは、様々で、苦労しなかったとは言わないが、やがて、海辺、港に次の老人ホームを作る事になる。
その老人ホームの屋上からは、花火が絶景で、屋上に屋台を出して、職員と飲み明かしたこともある。
当時の新卒が、今や幹部である。
その頃は、週の半分は、飛行機と新幹線で日本中の湖山Gの施設を訪れるべく、まさしく飛び回っていた。
その急ぎ旅の中で、この瀬戸内のフェリーの30分は、癒しだった。
昨晩の職員との懇親会で思い知らされた。
旅は、空ではない。
海でもない。
旅先での仲間との出会いだ。
異郷に向かうのではない。
遠い親戚に再会する帰郷なのだ。
今の私にとっては。
湖山の皆さん、ありがとう。

パルスオキシメーター 96・96・98
体温36.2 血糖173

港のホテルにて 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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