月次報告会

月末の金曜日は、全法人の月次報告会がある。
30法人あるので、1法人20分もない。
私が質問する時間だけ、遅れてしまう。
所用で、席を外していると、いつの間にか、遅れを取り戻している。
長い間に、報告項目が多くなっているので、毎回、報告事項該当なしの項目があると、もう発表から外しても良いのではないかと進言する。
どの法人も、問題ない項目よりも、1法人でも問題が検出したら、その事を分析し、全員で情報を共有したい。
問題点の情報を、水平移動させると言っている。
1施設で起きた事件は、2度ではなく、3度起きる。
病院、老健、特養などと、同様の施設が多い。
同じ理念、教育を行っている。
地域性、職員の個性など、様々なようでいて、同じ問題は、潜在している。
君の所は大丈夫かと聞くと、私の所は大丈夫ですと、答えるのだが、そういう施設は怪しい。
心配顔で、大丈夫なはずですが、確認します。
と答える施設の方が安心できる。
自分で確認して来ます。
と、幹部が答える法人は大丈夫だ。
施設数が増え、法人が大きくなると、大企業病となる。
現場経験が、豊富な幹部は、問題の所在がわかるのだが、そうでなくて、法人本部で事務管理しか経験のない者は、施設責任者に伝えるだけで終わってしまう。
厚労省の通達を、市町村に伝える県のような存在になってしまう。
事件は現場で起きている。
新卒で入職し、現場経験から仕事を覚えた、苦労を体験した施設長が増えて来た事は嬉しい。
また、必要な必然な人事なのだ。
これから、湖山G内で、法人合併が、幾つも予定されている。
独自性、個性、地産地消をモットーとしながらも、これからの医療福祉マーケットの逆風を予想するに、嵐を乗り越えるだけの大艦隊に再編成する。
これからは、館長だけでなく、意識して副館長、一等航海士を育成する。
育成すると言っても、今迄以上に、早く若いうちに任命し、経験させるしかない。
オンライン会議だから、大きなスクリーンに映し出される、発表する一人一人の職員の顔を見つめる。
この中から、10年後の代表を見つけなければならない。
今はもう、自分で育てるしかないと、覚悟している。
78迄は、現役で頑張らなくてはならない。
今年は、湖山G40周年。
50周年迄の道筋はつける。
半世紀の歴史は長い。
日々は、辛いが、充実している。
職員のおかげだ。ありがとう。

パルスオキシメーター 97・98・98
体温26.1 血糖161

彷徨う老兵 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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