変化と不変と普遍
銀座の診療所は、銀座4丁目にあり、本部事務所は、7丁目にある。
その間は、銀ブラに相応しい道並で、地下鉄の駅一駅分の距離がある。
雨の時は地下道で、天気の良い時は、街並みを好んで歩く。
その、銀座の風景が、私の社会を見る情報となる。
経済社会現象の、お天気レーダーサイトとも言える。
まずは、コロナ前の人手が戻った。
アジア人団体の観光客が減り、アメリカ・ヨーロッパかららしい観光客が増えた。
そして、お店の外装、ウインドウがいつの間にか、様変わりしている。
そして、老舗のお菓子の店の商品も、新商品に変わっている。
昔、よく煎餅を買っていた店の店頭には、明るい色のゼリーの商品が並んでいた。
こういう時は、味見をすると言って、手提げ袋一杯は買う。
事務所の若い職員のお土産である。
最近の銀座事務所は、若い人が多くなった。
でも、その職員達は、銀座をよく知らない。
事務の職場が銀座にあるというだけだ。
銀座ライフというのがあるのかどうか知らないが、満員電車で通ってくるだけで、普段は事務所詰だ。
せめて、銀座の味を味わって欲しいと、帰社の途中で、目についた新商品のお菓子を買って帰る時がある。
自分が食べたいだけだろうと、思う方がいらしたら、その通りである。
老舗の和菓子の味を、最近の若者はどう評価するか。
味は、昔よりさっぱりしている。
時代の潮流なのだろう。
見た目は、より明るく、清潔感がある。
洋菓子に似てきた。
和菓子と洋菓子の統合が進んでいるのかな。
ご隠居が、孫に手土産を買って帰る銀座の風景と思って頂きたい。
銀座の不変は、絶えず変化する努力が支えている。
全国の新しい商品が、銀座に集まってくる。
そして、銀座の変化が、日本の普遍となって、全国に広がって行く。
湖山の文化は、地方と銀座の双方の交流で培われて行く。
これからも。
パルスオキシメーター 98・98・98
体温36.4 血糖175
変化の時代の普遍は不変にあらず 代表 湖山 泰成