24時間闘えますか

私は、救急病院から仕事を始めたせいか、命に関わる仕事に、深夜も正月もないと考えていたし、大晦日正月は、院長の父と毎日、病院に詰めていた。
救急患者を断る事は有り得ないし、スタッフは少ないからである。
連休期間も私は、毎日詰めて、休みは期間をずらして地方に旅に出た。
地方の中山間地で、初めて老人保健施設を開設した時、その施設長は、日曜日は、出勤もしなかったし、事故が起きて、電話をしても、電話に出なかった。
月曜日に、叱責したら、本人は、日曜日は電話に出ないようにしていると、当たり前のように答えた。
私は呆れて、叱ることもしなかった。
当時、養護ホームなどの福祉施設の管理体制は、そんなものだったのだ。
のんびりして、それが常識だったのだ。
そのような施設長は、病院のような日々の業務に対応できず、やがて辞めた。
当時は、老人保健施設は、医師のいる老人ホームのように思われていたのだろう。
病院と自宅の間としても、自宅に近いものと捉えた人もいたわけだ。
医療介護の両方の施設運営をしていて、学んだ事がある。
施設で24時間勤務の無い職種は、2つある。
栄養師と、歯科である。
救急病院にも、栄養師は、夜間当直、週末勤務はない。
その事が、病院において、栄養師の評価を高められないでいると、栄養士会の会長から聞いた事がある。
歯科も、老人になると、歯が外れたり、壊れたりして、その時から食事がまともにできず困る事が起きる。
かくゆう私も、週末になると、治療中の歯が不都合になって難儀する事がある。
歯科にも、救急があって良いと思う。
段々便利な世の中になったのは、ありがたいのだが、サービスを提供する側は大変だ。
365日24時間救急歯科センターというのはあるのだろうか。
老いて、患者となる事が多くなって、気がつく事が多い。
結論は、自己管理自己責任。
そして、可能な限りの予防。
結局、子供の時からの食事、運動、歯磨きなどの生活習慣。
反省したところで、もう、間に合わないのだが。
せめて、これ以上、医療財源を無駄に使用しないように、自助で頑張りたい。

パルスオキシメーター 95・97・98
体温36.3 血糖185

歯磨き3回 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

Posted by admin