私もCGキャラクター

映画で、CGキャラクターが使われる事については、当たり前になった。

役者の組合がデモやストライキを行っても、止めようがないと思う。

もう、死んでしまった登場人物を再現させたり、若い時の顔にしたり。

群衆、戦闘シーン、アクションシーンだけではない。

飛行機にぶら下がったり、爆発したりするスペクタルシーンだけではない。

その技術が、一般的に安価になれば、その技術は誰もが使い始める。

オンラインゲーム、どうぶつの森などは、参加者は、動物のアバターとして登場する。

自分の身代わりだ。

でも、自分の顔、体型で堂々と登場するゲームもありだろう。

学会も、研修会も、演劇も、ネットの仮想空間で、成立してしまう。

AI銀座湖山日記も、私の映像、声をソフトに撮影させれば、どの文章についても、私が話しているような映像を作れると言う。

自宅から、オンライン役員会に参加する時も、パジャマからスーツに着替える必要はなくなる。

その日のネクタイも、選べる。

これは、便利なのではない。

おしゃれの堕落だ。

チーフひとつも選んで実際身につける面倒さを惜しまないから、私のオシャレになるのである。

コンピューターが、自動的に選んだら、私のセンスも磨かれる事はなくなる。

体操や、ブラスバンドも、顔だけ変えれば、自分のチームが演じているように見せられる。

練習の努力の必要がなくなる。

当然、苦労も感激も賞賛もなくなる。

つまらない世界になるのではないか。

でも、また一つ閃いた。

好きな主人公の顔を、好きな俳優に変えて、鑑賞するのである。

トムクルーズの顔を、ブラッドピットに変える人もいるかもしれない。

トムクルーズの顔を、自分の顔に変えてしまう事も、今の技術で可能だ。

でも、そんな事をして面白いかなあ。

少くとも、著作権法違反で、訴えられるのではないか。

もともと、自分の顔などみたい人は、いないだろうが。

血糖176   残った肉まん。時々肉体が邪魔になる。湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by Meguro