経営者の視座
どうしたら、良い経営が出来るか。
どうしたら、優れた経営者になれるか。
経営のコツを教えて欲しい。
こういう質問をする人は、まず、成功しない。
セミナーや、軽い経営マニュアル本で、経営ができるなら、誰も苦労しない。
医療福祉の経営程、泥臭いものはないと思う。
人が人の不幸を助ける仕事。
人が人の命を守る仕事。
知識、知性が必要な仕事だからこそ、人間性、徳性が必要なのだ。
自分の事は、棚に上げて言わせて欲しい。
医療福祉の経営は、能力ではない。
人格第一、能力第二。
私は、経営トップに必要な事は、自分の立ち位置をどこに置くかだと思う。
どこに、自分の視座を置くかだ。
私は、1番高いところから、少し斜めに見ている。
社内ではない。
世界と日本の社会を、だ。
車内は、普段は、幹部からだが、問題点を気づくのは、現場のスタッフの表情からだ。
経営者に笑顔を向けられる現場の職員がいる施設に、悪い施設があるはずがない。
現場に足を向ける事がなくなると、問題に気づくのが、遅れる。
秋には、学会や、永年勤続表彰式などで、全国を回る。
秋には、旅する経営者に戻る。
楽しみです。
待っていてください。
血糖184 放浪する経営者 湖山 泰成