湖山維新
湖山の経営会議は、月次決算などの細かい事は、構っていられない。
建設後30年を迎える、医療介護各種の建物の建て替え計画の策定で、てんてこ舞いである。
各地の小規模や、デイなどで、建て貸しの施設は、賃貸を終了する。
それに合わせて、近隣の小型施設を合併し、中規模多機能として、自前で新設する。
病院は老健どころか、老人ホームプラス大型診療所に建て替える。
老健は、特養ホームや老人ホームに立て替えつつある。
古い戦艦を、新造艦に変えるのである。
そうできない、古い建物は、防災備蓄施設や、研修センターに利用する。
その為に、30はある湖山Gの医療法人、社会福祉法人は、合併しつつある。
法人数は、やがては、半分になるだろう。
機動性のある中小法人は、資金人材の豊富な大法人になる。
戦後の医療福祉制度、施設体系は、一代変革の時期を迎える。
その荒波を乗り越える為に、湖山Gも、江戸時代の幕藩体制から、明治維新を迎える。
新生国家となるのだ。
新政府の内閣人事をどうするか。
こればかりは、私の専権である。
湖山は、更に、若い人材の登用を進める。
私は、後5年は、前線の先頭を走る。
それでも、2000日しかない。
湖山を守ためではなく、湖山を生まれ変わらせ、若返らせる為に、私は生きる。
1日、1日が長く、重い。
1時間、1時間が貴重だ。
1日が24時間しかない事。
1週間が7日しかない事。
1年が52週しかない事。
気持ちは、焦り、苛立つ。
若い時は、世界は、未知で新鮮だった。
酒を飲んで、音楽に浸る時間と気持ちの余裕があった。
人生など、考える必要はなかった。
今、人生は、有限である事を知らされた。
人生は、変え難い、価値あるものだと考えるようになった。
別の人生があっただろうかなどと、夢見る事は無くなった。
過去の思い出は、反省と後悔ばかりである。
もう一度、気持ちを未来に向ける。
保育園の園児や、母子施設の子供の顔を思い出すのは、そういう時である。
血糖160 昨夜は、会議用の残りの弁当。凝っている。
湖山G代表 サンダーバード会長 健康の駅副会長 日本棋院評議員
順天堂客員教授 70歳と4ヶ月 竹林の七賢が理想 湖山 泰成