文明が滅ぶ時
世界史で、関心のある事。
何故、巨大文明は滅んだのか。
エジプト、メソポタミア、インダス、中国文明。
短なところで、ローマ帝国。
小国は、大国に軍事的に滅ぼされるが、大国は、自ら内部崩壊したように思える。
為政者の堕落、民主主義の崩壊。
最近は、国家財務の破綻ではなかったかと思う。
さて、肝心の島国中小国家の、東洋の真珠、日本国はどうなるのか。
歴史的に、経済豊かになった国は、出生率が下がり、人口は自然減になる。
やがて、日本も人口8000万人になる。
もっと早く、子供の出生率を高める政策を打たなければならなかった。
今になっては、もう遅く、少子高齢化の日本を、地域を受け入れなくてはならない。
寿命を伸ばす政策は、今では、医療介護予算費用の増大を招くとして、あまり望まれないようだ。
子供を大事に育てるとしても、まずは、生まれてくれなければ。
人を増やす政策と、人を減らさない政策。
人口のパイが減る社会で、地域毎に、住民を競って、集める政策の競争は、必要なのか。
人口の絶対数を増やす国家政策が、優先ではないか。
それが、成功しない日本では、人口減を受け入れたとして、地域の均衡縮小政策が現実的だと思う。
住民が、他県から移住して来る為の競争政策よりも、人が住まない、公共投資を必要としない地域、国立公園のような、防災自然地域をつくる政策もあると思う。
人が住まない、住ませない地域があっても良いと思う。
東京の都市計画も、明治神宮や、日比谷公園を削ってでも、ビルや高層マンションを作るのは、東京100年の未来を考えるのならば、別の都市計画があって然るべきだったのではないか。
大震災を恐れる、都民の一員としても、不安になる。
湖山G代表 サンダーバード会長 健康の駅副会長 日本棋院評議員
順天堂客員教授 湖山泰成