病院が消えていく

仕事柄、赤字の病院の経営アドバイスを求められる事がある。

散々苦労した経験が役に立つならばと、丁寧に相談に乗る。

その上で、感じるのだが、全国、病院の赤字は半端ではない。

都会、地方。

公的、民間。

大型救急、中小。

あらゆる分類でも、どこも、赤字と借金が累積している。

当事者は、地域医療の火を消してはならないと頑張っている。

地域住民は、近くに病院がなくなると、不便で不安だと訴える。

それは、今の時代には、もう我儘だ。

行政は、税金投入はできず、民営化すれば、経営改善ができると思っている。

ならば、これ以上の医療費削減政策は、控えて欲しい。

誰もが、頑張っているのだが、結果、借金が増えるばかり。

赤字のままで。

野球場や、コンサートホールには、大企業が、ネーミングライツと言って、多大な寄付をしている。

ソフトバンク病院や、ユニクロ病院、セブンイレブン病院があっても良いと思う。

大口の寄付会社には、業界として、患者として、感謝したい。

アメリカでは、お金持ちが、病院に、多大な寄付をしている。

日本では、数年先には、地域、サイズを問わず、多くの病院が消えていると思う。

私は、病院の土地建物設備資産を、お国に収納してもらって、指定管理の病院にするしかないと思う。

荘園病院とも、呼んでいるが。

借金をしている医者も、融資をしている銀行も、どう対処して良いのか悩んでいる。

いつかは、地雷が爆発すると思う。

借金は、30年の病院債にしてもらうしかない。

誰も、買ってはくれないと思うが。

血糖131   流石に暑さで、食欲がない。

でも、痩せないのが、不可思議、残念。

借金は財産にあらず。   湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada