家電量販店は文化都市に反するか
言わずもがな、池袋の西武百貨店の後に、ヨドバシカメラが出店する話である。
全区長は、その事に反対表明をしていた。
豊島区としては、国際アート・カルチャー都市構想を打ち出していた。
秋葉原みたいには、なりたくないと言う意味だろうか。
池袋は、学生・若者の多い駅だと思うが、新宿・渋谷ほど垢抜けていないと自覚しているのだろうか。
そんな事はないと思うのだが。
世界に誇る日本の文化は、アニメ・漫画で、その拠点は、秋葉原。
電気家電がその利用を支え、広めている。
高性能なゲーム機器、ソフト、パソコンなどが、手に入りやすい流通網が必要だ。
池袋のイメージを上げたのは、バブル期のデパート。
美術館、大書店もあり、便利な街だったと思う。
でも、一気に国際アート・カルチャー都市を目指すからと言うのは、少し、目線が高すぎるのではないか。
美術館や、国際ブランドファッション店のイメージも、また、古いのではないか。
銀座は、ユニクロとウォークマン女子と百円ショップが元気だ。
コロナ後の世界観では、豪華絢爛、見た目の高級志向はダサく、野暮ったく見えるのでは。
思い出すに、有楽町のそごうデパートが、ビックカメラに変わった時、サラリーマンは歓迎していたように思う。
将来は、家電量販店も、美術館やイベントホールに負けず、楽しい場所になるような気がする。
神田の古本屋街のイメージは、都心のデパートの大型本屋店舗で、変わった。
量販店が、時代の競争の中で、質やセンスが良くなって、次代の新しい文化を広める。
消費者文化は、量が質を高め、高収益がコストを支える。
歴史的に見ても、大儲けした商売人が、新しい芸術のスポンサーとなった。
日本文化を支援する事業家や、旦那衆は、どこにいるのだろう。
パルスオキシメーター 96・97・97
体温36.8 血糖186
小学生の頃にセゾン美術館に通った 代表 湖山 泰成