参入障壁
介護事業者といっても、業態は様々。
施設系と、訪問系。
例えが、適切かどうかわからないが、学校と、家庭教師派遣の違いに似ている。
デイサービスは、施設だが、特養ホーム、老人ホームのように大型の建築資金は必要ない。
一時期、お泊まりデイなどと称して、深夜喫茶店がデイサービスに転換する事業者が成長した。
少額資金で、喫茶店にように開業できる、デイサービスや、人材派遣のような、訪問介護は、人の確保ができれば、開業できる。
だから、単身でも、開業を目指せる。
その事業参入のハードルを低くすればするほど、地域に供給過剰になりやすい。
都会では、事業者過剰で、地方においては、地域高齢者が減ると、構造的に収入が減る。
保育園もそうだが、喫茶店やレストランのように、サービスメニューを開拓したり、広域営業をしたりする自由度が低い。
だから、介護保険マーケットは、初期においては競争があまりない世界でもあった。
今は、マーケットが縮小しつつある。
サービスが供給過剰地域が増えつつある。
未だ、高齢者サービスが不足だとマスコミは訴えるが、事業者側からすると、将来が不安になっている。
訪問系は、アパート一室でも出来る。
開設事業資金も少なくて済む。
だから、自主廃業も可能だ。
でも、施設は、多大な借金をして、建てている。
旅館やホテルのように、簡単には廃業できない。
結局、やめるにやめられず、倒産まで行ってしまう場合がある。
これからの、病院、介護施設は、大型倒産の事例が出る。
30年前の不動産バブル崩壊の時期の悪夢が蘇る。
学校法人、医療法人、社会福祉法人の事業は、株式会社事業と違い、参入障壁は高い。
それだけ、競争は少ない。
株式会社の自由度の高い業態は、競争が多く、弱肉強食となりやすい。
経営力が入らないのが、福祉事業の良いところでもあった。
これからは、経営力、資本力が問われる世界となった。
長生きはしたくないものだ。
血糖179 寝坊をした。
昨夜は家族のホーリナイトのようだった。
本日は、母子支援施設のイベントでディズニーランドに行く。
乗り物には乗らず、ハイキングだ。