一筆啓上
泰成君は、小学校3年生。
夏休みの算数の宿題は、3日で済ませた。
でも、絵日記をサボっていたので、8月末には、母に助けてもらって、苦しんだ。
今の子供には、夏休み絵日記などの宿題はあるまい。
学校でも、作文は得意だったが、日記は、書いた事はなかった。
社会の記述には関心があったが、自分の心にも、個人的な人生にも関心はなかった。
ちっぽけな個人を超えた、歴史、宇宙といった壮大な世界を理解しようと、日々図書館に通った。
この日記を書き出して、もう、何年になるだろうか。
コロナが蔓延し、銀座に集まる全体会議も制限され、今のようなズーム会議もなかった。
私自身も東京を離れて、地方施設を巡回する事は制限された。
施設に行く時は、必ず、抗原検査キットで感染していない事を確認してから、マスクをして訪問した。
顔を合わせる研修も出来なかった。
そんな折、私自身が入院する事があり、スタッフに心配を掛けた。
病室での、明け方は、私の方が精神的に不安になり、それで、無事である事を幹部職員にメールを送った。
それが、この銀座湖山日記のスタートである。
やがて、内容は、業務全体に関する私の考え方、方針に。
気になる、参考になる新聞記事の解説。
銀座の街角に見る社会の変化。
そして、今は、湖山泰成の精神自己分析から、人生の後悔、愚痴のような内容も遠慮なく、吐露するようになった。
これは、家族のいない小生の甘えである事は承服している。
でも、それを許してこの日記を受け取ってくれる人に感謝して、今も書き続けている。
明け方の寝室で書く、この便りは、無人島に漂流した人の手紙に似ている。
孤独だが、凛とした気持ちで嘘はない。
その思い、記憶の手紙が、瓶に詰められて、ネットの大海に流されて行く。
読み人は私である事は、知られているが、誰が本当に読んでいてくれているのかは、わからない。
宇宙に発信しているような気分の時もある。
この日記を基本データにすれば、やがてAI泰成君も誕生して、私が書かなくとも返事を書けるようになるのかもしれない。
今日のところは、生湖山代表が書いている。
一筆啓上。
銀座は今日から動き出す。
まずは、干支のネクタイを買いに行く。
さあ、社会復帰だ。
元旦に病院施設を回るような時代は終わった。
寝正月に感謝して、現場に復帰する。
社会は変わる。
湖山も変わる。
血糖108 元旦も妹の根野菜スープ。感謝。
しばらくはカーボンダイエットに取り組む。
今年は、お餅を忘れる。
湖山G代表 サンダーバード代表
健康の駅副会長 湖山 泰成