観光地銀座

銀座の街並みを歩く人々の風体が変わって来た。
昨年は、大柄な白人アメリカ人夫婦が増えた。
カジュアルで、マラソンでもしそうな軽装だ。
最近は、更に若く、身なりにとらわれない一行ばかり。
街並みは、調剤薬局と、超高級腕時計店が並ぶ。
高級スポーツカーの販売店事情も出来た。
道路地下の大駐車場には、高級車ばかりが並ぶ。
客層が、両極端に分かれて来た。
銀座は、敷居の高い高級店の街だったはずだ。
インバウンドで、外国人客の買い物を当てにした店が増えた。
円安で、日本に来る観光客の層が広がった。
そして、銀座も、京都も、普通の観光地になった。
これは、良い事なのだろうか。
私も、若く、銀座祭の企画担当の時は、銀座の商店の敷居の高さを心配した。
ニューヨークや香港みたいに、世界的なイベントをして、もっと、有名にまた、群衆が集まるようにしたらどうだろうかと。
それは、今は、渋谷の交差点なのだろう。
自分が、老境の最中になってみると思いも変わる。
昔の京都みたいに、紹介者が来ないと相手にされない、一見さんお断りの店があっても、良いなあと思うようになった。
自分自身が、我がままなお客になったのだ。
カスタマーハラスメントの研修会をしたせいだろう。
万人に喜ばれるサービスや、職員全員を幸せにする経営はあるのだろうか。
最近は、経営者の幸せについても、疑問を感じる。
会社を売って、引退するのは幸せへの道なのだろうか。
私は、そう出来ないが、やがて自分の寿命は尽きる。
自ら譲らずとも、いつかは、限界が来る。
それは、どのような形で我が身に起きるのだろうか。
その事を考えずに、今日1日の仕事をこなせば良いのだと、何時も我が身を納得させる。
今日は、ゆっくり休むつもりだ。
ネットで、講義や解説を聞きながら、寝る。
白雪姫は夢を見たことがあるのだろうか。
母の膝で昼寝をする赤ん坊に戻りたいだけなのだろう。
可能ならば、そうなりたいと、切に思う。

能登地震322日 血糖182
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
しゃぶしゃぶ、すき焼きが恋しい季節  湖山泰成

銀座湖山日記

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