防災ビジネスを育てる
私の設計考案する施設は、普段から、地震・災害・水害・火事の事を考えてある。
中山間地での、平屋の老健は、火事でも建物の外に逃げやすい。
敷地を囲む塀も、いらない。
消防車が入れない。
数年前に、完成した特養ホームが、隣の老人ホームとの敷地の境界にわざと煉瓦を積んで境界線を作ってあったので、設計士に注意したことがある。
このレンガさえなければ、消防車が、建物の裏まで回れる。
つまり、消防車が建物の裏まで入れなくしてある。
こういう想定をして、敷地全体の使い方を考慮する。
残念だが、設計士は、建物を敷地全体でバランスよく配置する事しか考えない。
レンガで囲った緑地も邪魔だ。
お祭りイベントにも、邪魔だ。
老人が敷地を歩くのにも邪魔だ。
設計士は、見た目を、よくすることを優先する。
誰もが設計する一般設計に逃げる。
それで良しとする。
私は、それに満足する事はない。
弱者避難施設の施主として、黙っている事は、怠慢だ。
もっと、防災減災を考えた設計設備の研究が必要だ。
それで、建築設備学会を作ったのだが、最近開店休業状態になっている。
普段、地域の人が集まる文化施設であり、災害時には、避難所となる。
一階に厨房があるのも、地下に災害備蓄庫があるのも、失敗した。
僅かな川の水の浸水で、厨房が使用不能になる。
最上階に厨房と備蓄庫を作ったらどうか。
今度、試してみたい。
防災対応キャンピングカーも兎に角高い。
多量生産して、安くしてほしい。
湖山Gは、普段から職員の福利厚生、イベントで使用している。
災害の時に初めて運転するのでは、事故を起こす。
サンダーバードには、災害時にも共同して支援してもらえる企業を勧誘している。
普段から、利益の上がるビジネスとして発展して欲しい。
湖山Gの病院施設の普段からのお取引先業者として、信頼できる関係を構築しておかねばならない。
防災ビジネスを育てる。
災害時に対応できる冷凍食品を作っている会社も、非常用トイレを作っている会社も、民間救急サービスをしている会社も、大きくなって、全国規模となり、大いに儲けて欲しい。
そして、災害支援に尽力を尽くして欲しい。
そして、サンダーバードに入会して欲しい。
誰もが、被災者になる。
その事を理解している人が、共助の仲間となる。
自立できない、弱者を救う共助のネットワーク。
それが、サンダーバードだ。
能登地震292日 血糖204 ステーキに、へぎ蕎麦。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長
生き残る設計、生き残る経営者 湖山泰成