グループホームでの障害者虐待
障害者虐待については、障害者支援施設よりも、グループホームの方が多い。
虐待通報を義務付ける制度の影響で、過去は、隠れていただけだとも言える。
それにしても、グループホームが1番多いとは、怪訝に思う方もいるだろう。
でも、私は、グループホームよりも、家庭内虐待の方が多いのではないかと思っている。
生活規模が小さいほど、ストレスは多い。
逃げ場がないのだ。
監視し、注意をする第3者もいなくなる。
夫婦でも、親子でも、少人数の方が、起こりやすいし、止まらなくなる。
グループホームは、1ユニット9人が原則。
特養ホームのユニット10人よりも、1人でも少人数の方が、家庭的で細やかな介護が行き届くとの考えからだが、また、別の問題もあるわけだ。
介護は、人間関係そのものなので、難しい。
小学校も、50人学級から、25人学級になっても、逆にイジメは増えているのではないだろうか。
大勢のチームの方が、嫌いな人を避け、気の合う生徒同士で仲間を組める。
あらゆる組織も、同様だと思う。
介護施設の経営も、これから崩壊の危険があると心配しているが、保育園も同様だ。
経営難で、閉鎖が進むと言う事に関しては、介護施設より早いかもしれない。
保育の公定価格は、3歳未満が1番高く、3歳以上は、下がる。
子供が減りつつある中で、単価の高い0歳児が入ってこなくなると、そのまま収入源になり、
保育園は、赤字になってしまう。
だから、3歳以上を受け入れたがらない。
需要と供給のミスマッチが起きている。
考えて欲しい。
小学校で、学校に払われる公定価格が、1・2年生と、3・4年生と、5・6年生と単価が違うことはあるまい。
そうだったら、経営する小学校側としては、納得がいかないだろう。
行政の理論は、もっともらしいのだが、民間現場を十分理解しているとは言い難い。
その根本的間違いは、行政が仔細まで費用を効率よく管理できると思っているからだ。
社会主義経済が、医療福祉教育にはある程度必要だが、現状を見るともう少し、自由経済で神の手に委ねた方が賢明だ。
でも、これは、国民が、すべからく、政治・行政のせいにするからで、最後は、国民のせいだ。
でも、一部の市民の声の要望におもねてしまう、政治家も情けない。
政治家を正すべき行政も力不足だ。
みんな国民が悪いのだ。
とでも、思わないと、昨今の政治のスキャンダルは情けなくて嫌になってしまう。
ガソリン価格も補助金があるから、販売業者は、競争せず、価格が下がらないのだそうだ。
供給を増やすか、一度値段が上がれば、利用者は自然にガソリン使用を抑制するだろう。
医療費を下げたければ、医学部定員を増やして、医師を増やした方が効果がある。
医師の供給が満たされない限り、医師の給与は高く、医療費は下がらない。
医療費が高くなれば、患者側が、受診を必要最小限に抑制するだろう。
国民の負担が少ないように、診療単価を安く、そして医療従事者の待遇が満たされるようにするのは、矛盾に満ちていて難しい。
そこを、国権で高低価格で調整するのは、もっと難しい。
医療費も、ガソリン価格も。
誰も悪い人はいないのだが。
我が国に、より聡明な政治家と、もっと現場に取り組む役人を求む。
これは、もっと難しいか。
パルスオキシメーター 95・97・97
体温36.6 血糖163
ガラス細工政策よリも、木造構造政策 代表 湖山 泰成