ベッド会社が上場廃止
日本で、病院、介護用の3段ギャッジベッドを作っている会社は3社ある。
その3社の中でも、トップの会社は殆ど国内独占状態だと思う。
湖山Gも、その会社から、毎年、数百のギャッジベッドを買う。
40年前から、湖山Gの病院施設のベッドは、すべて3段ギャッジベッドにしている。
その頃は、高価なモーター付きギャッジベッドは、一部でしか使われていなかった。
全室使用は、職員の負担の軽減になるからだ。
また、病院専門のベッド会社は、他社よりも、ベッドの修理整備体制が整っており、全国どこでも、対応が早かった。
他の会社の比ではなかった。
その会社のスチールパイプの業務用ベッドは、壊れる事がなく、永久に使えるのではないかと思えた。
でも、壊れないベッドでは、買い替え需要は増えないだろう。
人口も、減り、病院介護施設も、頭打ちになる。
国内需要を中心に考えれば、ベッド数を伸ばす営業戦略から、サービス継続の戦略になるのは当然。
上場会社は、資金調達が可能な代わりに、常に売上が伸びる経営状態を株主から強要される。
最近、業界のトップの上場会社が、上場を廃止する例が目立つ。
長期に安定した経営を目指すと言うより、もう、成長が望めないのだ。
これからも、上場廃止する介護業界の会社は増えるだろう。
介護業界の成長神話の終わりの始まりは、これからだ。
血糖216 夜明けのコーヒーより、深夜のチョコレート。湖山泰成