閉館後の劇場

大阪松竹座が、老朽化で100年の歴史に幕。

つまり、閉館である。

関西の歌舞伎の拠点がなくなる。

映画、国宝も、ここで撮影されたのではないかと推察している。

全国、劇場、公民館が、老朽化して、建て替え、劇場運営維持、あるいは、保存に難儀している。

財政難と単純には言えない。

古い劇場、公民館の保存を言う人は、劇場を使わない人の言う事だ。

30年くらい前に、全国の古い映画館をいくつも観て回った。

デイサービスに、転用できないかと。

できない。

どれも、階段、段差があり、バリアフリーでないのだ。

エレベーターもない。

これは、高齢者施設ではなく、館内をジョッキングするスポーツ施設にした方が向いている。

階段の塊のような施設だった。

古く、由緒ある、市民に愛された劇場、公民館、映画館は最終的には、建て替えるしかない。

その莫大な建築費も大変だが、その運営維持費も、かなりの赤字運営になる。

その経費に充てる収入は、通常の劇場運営では、見込めない。

コンサートホールも、演劇場も、結婚式場も、葬祭場も。

最近のサッカー場も同様のようだ。

劇場は、設備の塊の、機能を持つ施設なのだ。

それは、病院と同じ。

残すなら何に使うか。

バリアフリーでない、博物館、美術館。

階段を歩き回る、高齢者運動施設。

私は、映画撮影用の舞台にしたらどうだろうと思う。

小劇団の練習場もあるかもしれない。

これは、税金で維持しないと無理だろう。

芸術はお金がかかる。

こういう時は、お金が欲しい。

儲けたいと、心底思う。

医療介護一体型の、映画館を建てるのが、夢だ。

夢とは、永遠に、遠くにあるものなのだが。

血糖186     煎餅と、十日町の果物グミ

湖山G代表 サンダーバード会長 健康の駅副会長 日本棋院評議員 

順天堂 客員教授 湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada